私たちの会社、ご支援しているお客様のほぼ全ての会社が取り組んでいるのが、「成長の３ステップ」です。利益の予算を『決めて』『守って』『活かす』ということです。

利益の予算は、営業利益・経常利益の予算を決めることです。そして予算実績管理で毎月決めた予算を毎月チェックして守る。良い要因、悪い要因を掘り下げて、良い点は横展開、悪い理由は改善することです。常に利益・資金の決算着地の見通しが立つので、出た利益を来期に向けて、会社が成長することに向けて、活かすことです。採用の前倒しや業務の仕組化等に使うことです。
利益予算を決めて守って活かすことが絶対に成長に繋がります！！

ただ、実際に全て出来ている会社は1,000社のうち3社です。この3社が上場へ優良企業になっています。

まずは何のためにその利益を使いたいのかという「目的」と、その利益を使うことを通してどうなりたいのかという「出口」を決めることです。
時代によって生かす優先順位は変わってくるものの、使い方はご案内しています。

まずは人事評価制度です。人事評価制度は規模に関係ありません。育成と評価と賃金が連動します。最初に出てくる経営の仕組化の一つです。その次に労務改革投資と人財投資です。
戦略人財の確保は規模に応じて取り組むテーマがあります。そのテーマに沿って人財を確保することです。次のステップに上がるために顧問として来てもらうことも一つです。
経営者が今の枠だけで考えると苦しく立ち直れないので、視野を広げて外部人財をいかに活用するかも一つです。今一番大切なのは業務を仕組化する人財を入れることです。生産性向上や仕組化・デジタル化の投資が必要です。

そして最後にくるのが節税や経営者に対するインセンティブです。利益の活かし方で会社の成長は変わります。しかし、まず自分たちの会社がどういう方向性で成長したいかという中長期ビジョンが無ければ、成長投資に使えません。出口を持っているからこそ成長に向けた投資が使えます。

経営理念に連動した長期ビジョンと3～5年後に落とし込んだ中期経営計画を作り、今年に落とし込んだ単年度事業計画を作り、PDCA会議で進捗を確認していくことです。絶対に会社は良くなります。
出来る限り予算は課毎までに落とし込むことをおススメしております。会社全体だけで利益目標を持っているだけでは会社は成長しません。また目標を達成するための行動内容を数値化することです。数値で決めるからこそ管理出来ます。
数値化すると人は考えるようになります。考える会社は強いです。

目標を達成するためには、まずは目標数字を常に見える環境にする「見える化」です。そして週単位で行動を区切り確認する「週間化」です。そして目標を決めたら行動までに時間をかけさせずにまず行動する「超速行動」です。目標設定した段階でここまで組み立てることです。
伸びていない会社は受け身人財が多い会社です。考える力が弱く組み立てる力が弱い幹部が多いです。考える力と組み立てる力で明らかに差が出ます！

振り返りをルーティン化することで会社は劇的に変わります。「今日はダメだった」と反省するだけでは何も変わりません。
大切なことはまず出来ていることから確認することです。そして出来ていることはなぜ良かったのかを掘り下げることです。その上で、不足しているところやもっとこうすれば良かったことは何かを確認することです。不足していた原因を考え、解決方法を整理し、行動することを毎月追いかけることです。やり方一つで業績は絶対に変わります！！