私は会社を興したときに、「お客様を倒産させない」「増収増益にもっていく」という信念を持って経営を進めてきました。その中で仕事を進めていく中で常に疑問を感じることは、「なぜ中小企業は予算を持っていないか」ということです。

起業して10年で倒産する理由は、景気に対して受け身であるということです。目先の忙しさに終われて結果に繋がっていません。自分で考え、工夫し、決断して実行することが経営です。１年間の目標を決めない限りその行動は出来ません。

予算がない場合でも、まずは利益と資金の見通しを立てることです。常に見ていれば会社は倒産しません。１年間見続けていれば予算の必要性に気付きます。経営とは取り組んだ結果ではなく、出口を決めてその出口に対してどう取り組むかです。だからこそ予算を持つことが大切です。

前期の数字の使い方は予算を作る上での参考値なだけです。環境や状況は大きく変わります。そのため、前期の数字は目標数字ではありません。

アメリカのスタートアップ企業が予算管理をすることで業績が上がるというデータが出ています。予算管理をやるかやらないかで業績にどれだけ影響するかです。
上場する中で資本家からお金を入れてもらうためには事業計画を立てなければなりません。そして毎年の年度計画と毎月のPDCA会議を進め、その結果を資本家へ報告します。その取り組みは資本家に対して必要なプロセスですが、この行動こそが会社の成長のカギです。

予算実績する中でも自社がどこまで出来ているかをチェックリストでチェックする必要があります。

原価償却費や賞与が一定規模出るのであれば毎月に振り分けること、棚卸しを計上しないで月の試算表見てどうするのか、試算表はいつまでに作っていつまでに見なければいけないのか等、必要なことは様々あります。

単年度事業計画策定サポート
単年度事業計画は1年後の会社イメージを思い描くことから始まります。そして「行動」が変わることで「数値」が変わり、「数値」が変わることで「業績」が変わります。事業計画策定に必要な数値面の考え方と行動面での策定ポイントを捉えながら、スタッフみんなで取り組めるよう年間事業計画として「見える化」へのサポートをさせていただきます。

月次PDCA会議
策定した事業計画の確実な実行のため、毎月経営幹部と「業績検討会議」を実施します。
前月の結果に基づき、翌月以降の行動計画を検討し、軌道修正します。
立てた「計画」と「結果」のズレをタイムリーに分析・検証することで、「先手の経営」を目指します。