皆さまこんにちは。G.S.ブレインズコンサルティング（株）の鈴木と申します。

今回は若手社員の退職を防ぐ育成方法についてお伝えいたします。
この問題は、様々なお客様からご相談を頂きます。入社して3～5年経ち、ようやく一通りの仕事も出来て、これからさらに成長していってほしいというところで「退職したい」ですと話してくることが多くあります。

様々なお客様に「仕事は楽しいですか？」と質問すると8割以上の方が「仕事が楽しくない」と回答されます。
理由としては、
「毎日同じ仕事の繰り返しだから楽しいと考えたことがない」
「そもそも仕事は楽しいものだと考えたことがない」
「上司に相談したくても忙しそうで相談しづらく、結果的に失敗して怒られた」
「残業が多く自分の時間が持てていない」等があります。

仕事は全てが楽なものではありません。仕事は全て楽しいものでもありません。苦い経験もあると思います。しかしながら、仕事で成功している人の多くは「仕事が楽しい」「仕事がモチベーションになっている」と考えている人が多くいます。
スポーツでも、サッカーが好きで毎日練習に行く子供と、親から行きなさいと言われて嫌々行かされている子供だとどちらの方が上達は早いでしょうか。

パートスタッフも同じです。飲食店でお客様と接することが好きな方、楽しい方はお客様に喜んでもらうためにと考え、結果的に常連のお客様のファンが増えることが良くあります。大事なことはいかに仕事を楽しいと感じてもらうよう育成するかです。

ポイントは4つです。

どれだけ給与や勤務時間等の環境を向上したとしても、仕事にやりがいを感じられないと退職に繋がってしまいます。

目標に向かい日々努力をし、振り返る中で出来ていることを積み上げて、過去の自分より少しでも成長しているという実感をいかに持たせられるかです。

上司と部下、同僚同士、他部署同士等の人間関係を整えていくことです。

会社として、一人の人に仕事が集中しないこと、残業を減らすよう標準化すること等です。

一人一人が仕事を通して成長するためには、熱意をもって仕事を進めることが大切です。熱意があることで成長スピードは2～3倍にもなります。熱意とは、こうなりたいというあるべき姿（目標）を自分の意志で思い描き、努力することです。

大切なことは些細な目標、小さな目標でも目標を持つことです。1日1回誰かにありがとうを言われるようにするなどでも良いです。

目標を立て、日々行動する中で毎日を振り返り、出来ていることを捉えてもらうようにすることです。昨日より今日、1か月前よりと成長していることを実感させることです。
少しずつの積み重ねが大きな成長に繋がります。

具体的に目標を持たせるための目標管理シートのフォーマットを添付致します。

※同業・競合他社様からのダウンロードはお断りしております。

①上から順に整理ください。
②上司と部下と面談等をしながら整理してください。
※部下に考えてもらうとともに、上司もその目標を共通認識、内容が抽象的であればアドバイスをする。
③設定した目標を毎月確認する。

いかに管理者が仕事に対するやりがいを持ってもらうようにアプローチし、目標に向かって日々努力していること、出来ていることを認め、成長実感を持ってもらうことです。
そのことが出来ると「この会社でもっと成長したい」と考え、定着へと繋がります。

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