2022.07.13
人を育てるために大切なこと:教える育てる側が変わること
人に仕事を教える、人を育てることがより大切な時代になりました。会社を成長(=増収・増益)させていくには、一人ひとりの成長…
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
会社が成長していけるノウハウをご提供するG.S.ブレインズコンサルティング株式会社
Column
2022.08.03
多くの方からいただいているご質問にお答えしていきます。
<今回のご質問>
部下指導についてです。
部下にできていないことを注意すると納得のいかない顔を良くされます。どうしたら伝わるでしょうか?
取り組むことは、何が出来ていないのかを具体的に伝えることです。
部下に注意したり、指摘する際に、ついこんな風に言ってしまうことはないでしょうか?
「これくらい言わなくてもわかるだろう」
「何がダメか、わからないのはおかしい」
これは勝手な思い込みである、ということをまず認識することが大切です。このように考えていると、自分では気づかず相手に対しての言葉が省略されてしまっていることがあります。それでは、部下は何を指摘されているのかわかりません。
「何のことを言っているのだろう」「あのことかな?」と思って、全然違うことを考えたりしてしまいます。言葉は省略せずに、具体的に伝えていくことが重要です。
例えば、「〇〇さんは評価できないな」と言われたとしましょう。これで、納得できるでしょうか??
これでは何が評価できないのかがわかりません。ですから言われたほうは納得できません。何が問題なのか、何が課題なのかがわからないので直しようもありません。
では「〇〇さんは、期日を守らないから評価できないな」としたらどうでしょうか。なぜ評価できないのか、少し具体的な理由が入るだけで相手は納得できるはずです。期日を守らないことで評価されないんだ、ということがわかれば、自分は何を変えなければいけないのか、意識しなければいけないのかがわかります。
さらに、期日を守っていない事実や事例をお互いに共有することができれば、さらに相手の納得感は増すでしょう。
ちょっとした違いですが、ひとこと加えるだけで伝わり方は全く異なります。
前述のように、「言わなくてもわかるだろう」「普通気づくだろう」では伝わりません。勝手な思い込みはやめましょう。言葉を省略せずに、具体的に相手に伝えてあげましょう。そうすれば、相手は自分の行動を振り返り、変えていくことができるのです。
ただし、ここで一つ注意点があります。部下に注意したり指摘したりするのは、いわば仕事上の会話です。それが相手に素直に受け止められるか否かは、そもそも相手と人間関係が築けているか、ということが問題になります。
人間関係を築くためには、下記の2つが重要なポイントになります。
1.土台となる「人として」の行動が出来ている
2.普段から「日常会話」が出来ているか
「人として」の行動とは、さんづけ、返事、笑顔、あいさつ、話しかけ、ねぎらい、感謝と言った人間関係を作るうえで土台となる行動です。
具体的に知りたいという方は、ぜひ下記コラムをご覧ください。
良い人間関係作り
この、「人として」「日常会話」が相手との間で機能している上で、「仕事の会話」は成り立つと私たちは考えています。普段から人間関係が出来ていないと、いくら具体的に注意しても「あなたには言われたくない」と拒否反応を示されてしまいます。
さんづけ、返事、笑顔、あいさつ、話しかけ、ねぎらい、感謝と言った「人として」の行動と、日常会話で相手と人間関係が出来ていることを大前提として、注意・指摘する際には、具体的な理由をつけて言葉を省略せずに相手に伝えることを意識しましょう。
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