2021.09.22
部下との信頼貯金とは?
皆さまこんにちは。G.S.ブレインズコンサルティング(株)の鈴木と申します。 以前より管理…
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Column
2021.12.03
仕事をしていく上で、良い人間関係づくりはとても大切です。これに対して反論する人はおそらくいないでしょう。
私たちがコンサルティングをする中で研修や、お客様企業先のミーティングや会議で「良い人間関係をつくるためにどうしたらいいでしょうか?」という質問をします。その時に返ってくる答えは、
・コミュニケーションの量を増やす
・相手を理解する
・自分を理解してもらう
このような内容がとても多いです。これらはどれも正しい答えです。
コミュニケーションとは、具体的に言うと「話す」と「聞く」の2つです。ですから、コミュニケーションの量を増やすとは、話す量と聞く量を増やすということになります。当然、話す量・聞く量が増えれば、お互いが理解し合うので、ギャップや誤解がなくなり関係が良くなるでしょう。
ただ、話す量・聞く量を増やす前に出来ていなければいけないことがあります。良い人間関係づくりには、段階があるのです。
ステップ1:人としての当たり前を行う(さんづけ、あいさつ、返事、ねぎらい、感謝)
ステップ2:プライベート含めた日常会話を増やす
ステップ3:仕事の会話を増やす
コミュニケーションの量を増やすというのは、ステップ2とステップ3のことです。プライベートを含めた日常会話や仕事の会話を増やしていくということです。コミュニケーションの量を増やすことは人間関係づくりにおいて欠かせません。ただ、その前段階としてのステップ1がしっかりできているか、今一度確認をしてみてほしいのです。
つまり、良い人間関係づくりのためには、人としての当たり前の行動から見直していくことがポイントになります。今回の質問のように、コミュニケーションの量を増やしているのに、どこか相手との壁を感じる時には、さんづけ、あいさつ、返事、ねぎらい、感謝(ありがとう)といった人としての当たり前の行動がしっかりできているのか、自分の行動を見直してみることが必要です。
さんづけやあいさつ、返事、ねぎらい、感謝が乏しい人とはどうしても距離を置きたくなります。そんな中でどんなにコミュニケーションの量を増やしてみても関係は変わりません。
では、人としての当たり前の行動について一つひとつみていきましょう。
名前を呼ぶときは「さん」づけで呼びましょう。呼び捨てやあだ名、くんづけは、上から目線です。これでは関係が築けません。さんづけで誰とでも目線を合わせます。
相手の目を見て、いつでも自分から先に挨拶をしましょう。自分は上司だから待つ、のではなく、誰に対しても先に挨拶をする意識をもちましょう。
呼ばれたら元気よく大きな声で「はい」と返事をしましょう。
働く仲間に対して「おつかれさま」などのねぎらいの言葉をかけましょう。
どんなに些細なことでも「ありがとう」を言葉で伝えましょう。
これら一つひとつは本当に当たり前すぎて、誰もが「自分はできている」と考えがちです。当たり前のことだからと軽く考えているので、「自分は本当にできているのか」と振り返ることもしないでしょう。振返らないから、できていなかったとしても気が付きません。できているつもり、やっているつもりになっているのです。
例えば、自分ではみんなに「ありがとう」と感謝を伝えているつもりでも、忙しい時には伝えていなかったり、Aさんには言うけどBさんには言ってないなど、人によってバラつきがあったり。これでは、気づかないうちに人が離れていってしまいます。
このような自らの不足に気づくためには、日々の振返りです。人としての当たり前の行動を一つひとつ振返ってみましょう。そうすると自分の不足に気が付きます。気づけばそれを改善できます。
部下が上司に対して「あなたはありがとうが少ないですね」とか「ねぎらいの言葉がないですね」などと言ってくれるはずはないですから、上に立つ人ほど自分で自分の不足に気づくことが必要です。
さんづけ、あいさつ、返事、ねぎらい、感謝というこの当たり前の5つの項目について、自分はできているか0~100%で振返ってみましょう。
例えば、この1週間を振り返ってみて、95%できているとなれば、あとの5%の不足に気づくことができます。そしてそれを改善していけばよいのです。
さんづけ、あいさつ、返事、ねぎらい、感謝といった人としての当たり前の行動をしっかりとやって、そのうえでコミュニケーションの量を増やしていくと、かならずや良い人間関係が築けるようになるでしょう。
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