経営に役立つコラム

Column

2022.08.10

時代の変化:教え方育て方を変える

時代とともに仕事の教え方、人の育て方が変化しています。その変化を知っているかどうかが大きなポイントになります。以前のやり方が通用することもあれば通用しないこともあるのです。

時代にあった教え方・育て方へ

時代とともに教え方・育て方が変化しています。この変化に気付いているかどうかです。

気づいていないと、以前と同じ教え方・育て方をしてしまいます。すると退職者が増えたり、こちらが思っているように成長してくれなかったりします。人を育てたい、早く仕事ができるようになって欲しいという想いが強ければ強いほど今の教え方・育て方を知らないと空回りしてしまうのです。

一人ひとりの「考える力」を強くする時代

今は一人ひとりの「考える力」を強くすることが大切です。

以前のように指示したことを確実にやってくれるだけではうまくいきません。受身・指示待ちでは成果がでないのです。上司が常に指示し続け、指摘し続けないといけない状態になるのです。このやり方だと退職者も増え、自分で物事を考えない人たちばかりになってしまうのです。

教える側育てる側の意識を変える

即効性があるやり方から、時間と手間をかけるやり方へ

まず変わらなければならないのは「教える側育てる側」の意識です。考える力は一朝一夕では強くなりません。時間と手間がかかります。そうすると我慢できずに「指示・指摘」をすることが増えてくるのです。「指示・指摘」は即効性があるからです。言ったらやってくれる、指摘したら変えてくれるように感じるからです。

指示・指摘は目の前だけを考えれば効果的です。ただ少し長い目でみると生産性を下げます。常に指示・指摘をし続けなければならないからです。指示・指摘をしなくなればやらなくなります。継続性が無いのです。「指示・指摘」という即効性があるやり方から、考える力を強くするという時間と手間がかかるやり方へ変えなければならないのです。

厳しくすると人が育たない時代

それと、もう一つ変えなければならないのは「自分が今あるのは厳しく育てられたからだ。」という意識です。役職の高い方々は、特に厳しく育てられた方々が多いと思います。今想うと上司が厳しく育ててくれたお陰で今があるというのも、その通りと思います。だからといって、今部下に対して厳しくすると退職してしまうのです。今の教え方・育て方を伝えると甘やかしている、優しい育て方に見えてしまうことが多いのです。

今は以前と違います。今の成果がでるやり方に切り替えなければならないのです。自分は上司からほめられたことがない、認められたこともない。だけど自分は成長できた。というのは自分であって、今これを行うと人は育たないのです。厳しくしないということは注意しない、指摘しないことではありません。ルールや決められたことが守れていない時には注意することが必要です。ただ、その注意の仕方にポイントがあるのです。(図3)

次回から具体的に教え方育て方の何が変わったのかを見ていきましょう。

<ポイント>教える側育てる側が意識を変えること!

経営のお役立ち情報を配信中!

G.S.ブレインズグループでは、皆様の経営に役立つ情報を定期的に配信しております。
最新情報は登録無料のメールマガジンでお知らせいたします。

免責事項について
当記事の掲載内容に関しては、細心の注意を払っておりますが、その情報の正確性・完全性・最新性を保証するものではございません。
また、ご覧いただいている方に対して法的アドバイスを提供するものではありません。
法改正等により記事投稿時点とは異なる法施行状況になっている場合がございます。法令または公的機関による情報等をご参照のうえ、ご自身の判断と責任のもとにご利用ください。
当社は予告なしに当社ウェブサイトに掲載されている情報を変更・削除等を行う場合があります。
掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
落合嘉寛

お役立ち情報を発信していきます

落合嘉寛

G.S.ブレインズコンサルティング株式会社 マネージャー

お気軽にお問い合わせ・
ご相談ください

無料相談 経営のお悩みなど、まずはお気軽にご相談ください。
弊社スタッフがお客様の状況に最適なサービスをご提供いたします。

03-6417-9627

営業時間 9:30〜17:30(土日祝を除く)

HPを見てお電話した旨をお伝えください

くろじになる