2021.12.17
人をどう育てるかの全体を捉えていないと部下育成に失敗する!?
皆さまこんにちは。G.S.ブレインズコンサルティング(株)の鈴木と申します。 以前より管理者育成における必…
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Column
2021.04.08
そもそも管理者が行なうべき管理とはどういうものがあるかということを漠然と理解している方が多くいらっしゃいます。ここで管理者が行なうべき管理を3つに整理して定義させて頂きます
会社で設定した方針や目標に基づいてお客様が付加価値を得られるようお客様の状況などを管理する顧客管理、契約内容に基づいてプロセスや成果物等を管理する進捗管理、お客様に提供している商品・サービスが会社で定められているレベルで提供されているか管理する品質管理の3つが業務管理です。この3つの管理を行い、責任を負うことが管理者としての役割となります。
自身の部下の適性や性格・生活状態・業務遂行等を把握し、最高のコンディション(モチベーション)で業務を従事させることです。また部下を育成し、目標達成に向けて進め・評価することです。部下一人ひとりを的確に捉え、一人一人に合った指示・指導をすることです。
自身の組織で達成すべき数値(売上・利益・原価等)の目標に対して、適切なPDCAのサイクルを回し達成に向けて管理し、結果の責任を負うことです。
会社として管理者に「管理」を任せたとしても、自身の経験値の中で取り組んでいるケースが多くあります。結果的に管理者が動いている行動と会社(経営者・経営幹部)が求める行動にズレやギャップが生まれてしまいます。会社として管理すべき内容は何かを明確にしていくことが必要です。
各管理業務において、達成すべき目標があります。その目標に対して、現状「何が出来ているか(機会点)」と「何が出来ていないか、やり切れていないことは何か(課題点・改善点)」を正しく捉えることが第一ステップになります。
その上で、目標を達成するためには「何を取り組まなければいけないか」を優先順位をつけて取り組み、ズレを補正しながら目標に近づけること、達成することが管理です。
管理の注意点として、「管理」は「監視」ではないということです。
「監視」とは、不正が起こらないように見張ることです。部下一人ひとりが何かミスを起こさないかと目を凝らして見張り、指導することが管理ではありません。
「管理」とは、部署・部下において現状何が出来ていて何が出来ていないのかを捉えること、そして目標達成するためにどのように補正しなければいけないかを考え、改善することです。
この点を勘違いして「管理者」ではなく「監視者」になっているケースが多くあります。
また管理を進めていく中で目標値が共通認識されていないケースも多くあります。管理者は目標値を理解しているものの、部下が認識していない等があります。この目標値とは、売上等の数値目標もそうですが、数値目標以外にも部下を育成するための1年後の目標設定が共通認識されていない、もしくは設定されていないというケースが多くあります。特に部下を育成することにおいて、共通認識されていないことが多くあります。
目標値が定まっていないとそもそも部下を「管理」することに至りません。また部下も「結果的に育っている」という部下任せの育成になってしまいます。目標値を定めること、そして部下と目標値を共通認識することが重要なテーマになります。
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