会社は、会社の規模によって取り組む経営テーマとやり方が違います！
このことを知らないと同じ失敗を繰り返し、会社の縮小・衰退へとつながります。
今回は規模1（スタートアップ企業）と規模2（組織化入口期）の経営理念の考え方や浸透方法についてお伝えさせて頂きます。

規模1はオーナー期です。まず儲かる仕組みをつくる時期です。経営者が創業前からやっている仕事が中心となり、「まず儲かる」ということが一番大事になる時期です。そのため、儲かる仕組みを作ること、発展するために経営者の突破力があるかが大切になります。

この時期は経営理念と言うよりも経営者の想いや人間力が大切になります。経営者が「なぜ会社を興したのか」「どんな会社を作りたいか」という想いです。
その想いに経営者が「俺についてこい！」「一緒にやろうよ」という姿勢を見せ、会社を引っ張っていきます。経営者が現場で夢やビジョンを語りながら一緒に仕事をしていくことが大切です。

しかし、課題として残るのが、「本当にこの人についていけるか」ということがあります。経営者の想いや夢が見える化されていないと「このままで良いのか」「言っていることとやっていることが違う」等と出てきます。経営者の想いを言葉や形に残しておかないと問題が起きます。

規模2は組織化入口期です。社員数が5人を超えて、経営者の右腕候補が1名いる時期です。経営者一人で頑張るには限界を迎え、経営者が現場を離れるためにも標準化が必要し任せていかないといけない時期です。また右腕となる人にマネジメントを任せていくことが必要です。

経営理念である使命とビジョンと行動指針を明文化して見える化していくことが必要です。またその土台となる経営理念をベースに組織づくりをしていくことが大切です。
経営理念を言葉にして見える化することで、社員全員が経営理念の内容や目的を理解出来るようにしていくことです。また経営理念が自分たちの事業戦略（ビジネスモデルとマーケティング：自分たちの強み）としっかりと連動させることでブレない組織へと成長していきます。また売上・利益の結果に繋がっていきます。

この時期の課題としては、経営者自らが経営理念を実践しているかです。絵に描いた餅になるのは経営者が経営理念を実践していないときです。経営者が言葉にする、行動することが極めて大切になります。その上で、経営者から研修等を通して社員へ教えていくことです。
座学で考え方を教え、現場で仕事を通して教えることです。

日本の中小企業の7割以上が規模1～2です。また10年会社を継続出来ない会社も圧倒的に多いです。理由は組織を作れないからです。人を束ねる上で土台となる経営理念がないことが多いです。規模2を超えて規模3へ成長するためにも経営理念の構築と浸透が必要になってきます。

経営理念 構築・運営支援
経営とは、経営者が社会に対して、お客様に対して、働く仲間に対して「どういう会社をつくりたい」という想い（経営理念）を実現することです。その想い（経営理念）を会社の軸として明文化し、経営を進めることで会社はお客様そして働く仲間から選ばれ続けていきます。
経営者のお考えや想いを担当スタッフが丁寧にヒアリングをさせて頂き、御社に合った経営理念を構築してまいります。