経営に役立つコラム

Column

2022.07.26

教え方・仕事を教える

来ていただいたお客様に喜んでいただき、満足していただくことで売上は上がります。お客様に喜んで満足していただくお店にするためには、人を育成することです。今回は「仕事の教え方」についてみていきましょう。

教え方の変化

以前と今では教え方が一部変わってきています。以前の教え方で通じることもあれば、通じないことも出てきているのです。この変化を知らないと、以前のやり方だけで教えてしまいうまくいかなくなるのです。

教え方の変化として主なことは次の2つです。
・やり方だけでなく、理由を伝え確認することへの変化
・減点式から加点式への変化

具体的にみていきましょう。

やり方だけでなく、理由を伝え確認することへの変化

仕事を教えるときには、当然「やり方」を伝えます。どうやるのか、なにをやるのか等です。以前はこれでその通りやってもらえました。今は気づいたら教えた通りにやられていないことがでてきたりします。自然と自己流になっていたりするのです。これはなぜそうするのかがわかっていないからです。

「なぜそうするのか言わなくてもわかるだろう」ではうまくいかないのです。必ず「なぜそうするのか」という「理由」を伝える事です。その後に伝わっているかどうかの確認をします。

確認=相手の言葉で説明してもらう

確認は「わかった?」「大丈夫?」と聞くことではありません。「わかった?」と聞けば、ほぼ全員が「わかりました」と答えるでしょう。「大丈夫?」も同様です。

ここでの確認とは、伝えた相手にもう一度言ってもらうことです。「なぜそうするのかを言ってみて」と聞くことです。聞いて答えられるなら伝わっています。答えられないなら伝わっていないのです。その際にはもう一度伝えるようにしましょう。例えば「味見」をしない人は「味見」をなぜするのかを分かっていないことが多いのです。

減点式から加点式への変化

仕事を教えてすぐに100%こちらが望んでいる状態になることはまずありません。その時に100%から見て何が足りないか、何ができていないかを伝えるのが減点です。以前はこの減点式での教え方が主流でした。今はこの減点式ですと、教えた相手が自信をなくし、モチベーションも下げてしまうことになるのです。最終的には離職してしまうのです。

まずは出来ていること、いい変化を相手に伝える

今の仕事の教え方は加点式です。できるようになったこと、いい変化を最初に伝えます。「前回よりも丁寧になったね」「前回よりも早くできるようになったね」と伝えてから、不足やできていないことを伝えることです。できるようになったことや、いい変化を認めてから指摘することです。こうすることで「自分でもできる」「やれそうだ」と自信を持たせることができるのです。その上での指摘はアドバイスや助言になるのです。認めることなく指摘することは「ダメ出し」になるのです。同じ指摘でも、教わる相手の受け取り方が変わってくるのです。

当然これ以外にも変化してきていることがあります。それは機会を見てお伝えしていきます。

<ポイント>時代に合わせて成果の出る教え方に変えること!

経営のお役立ち情報を配信中!

G.S.ブレインズグループでは、皆様の経営に役立つ情報を定期的に配信しております。
最新情報は登録無料のメールマガジンでお知らせいたします。

免責事項について
当記事の掲載内容に関しては、細心の注意を払っておりますが、その情報の正確性・完全性・最新性を保証するものではございません。
また、ご覧いただいている方に対して法的アドバイスを提供するものではありません。
法改正等により記事投稿時点とは異なる法施行状況になっている場合がございます。法令または公的機関による情報等をご参照のうえ、ご自身の判断と責任のもとにご利用ください。
当社は予告なしに当社ウェブサイトに掲載されている情報を変更・削除等を行う場合があります。
掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
落合嘉寛

お役立ち情報を発信していきます

落合嘉寛

G.S.ブレインズコンサルティング株式会社 マネージャー

お気軽にお問い合わせ・
ご相談ください

無料相談 経営のお悩みなど、まずはお気軽にご相談ください。
弊社スタッフがお客様の状況に最適なサービスをご提供いたします。

03-6417-9627

営業時間 9:30〜17:30(土日祝を除く)

HPを見てお電話した旨をお伝えください

くろじになる