皆さまこんにちは。
今回は経営理念の構築をするために必要な４つのステップについてお伝えさせて頂きます。

ここで一つ質問です。

「企業・会社は何のために会社経営をしていますか？」

会社が成長していくためにも、会社における目的と目標を整理することが必要です。

会社における目的とは会社の存在意義です。「お客様のために」「社会のために」「働くスタッフのために」どういう会社であり続けるかということです。この部分が経営理念になります。

会社における目標は、経営理念を実現していくために目標の達成度合いを客観的に評価出来る指標のことです。
売上・利益を稼ぐことが全ての目的ではありません。その結果通してお客様にご満足頂くこと、社会に貢献していくこと、働くスタッフが幸せになっていくことを追求していくことです。

会社は数字だけを追いかけて上手くいきません。「お客様に喜んで頂くこと」「社会に貢献していくこと」を追求した結果が売上として表れてきます。売上が足りないのであれば、お客様に喜んで頂く機会をいかに増やすかをみんなの知恵を出し合いながら考える必要があります。

この会社の目的を経営者や経営幹部が社員へ常に伝え続けていくこと、語り続けていくことが大切です。

経営理念とは経営者がどういう会社を作りたいかという想いであるため、経営者が今に至るまでの人生を整理することです。上手くいったことも上手くいかなかったことも整理し、同じ失敗を繰り返さないために行動指針としてまとめることが必要です。

経営者が二代目、三代目の場合は創業者に創業時の想いや考えを整理することです。井戸を掘った人間を忘れてはいけません。創業者がなぜこの事業をしたか等の想いを捉えながら、現在の経営環境の中でどういう会社を作るかを整理することです。

経営理念とビジネスモデルがズレていると会社は上手くいきません。ビジネスモデルを整理するためにも、以下5つのキーワードを整理することです。

使命感
「お客様に対して」「働く仲間に対して」どういう志で働くかということです。
お客様に対しての使命感と同時に社内のスタッフに対する使命感も整理することです。

ビジョン
どのような会社にしたいかという方向性です。
あまり数字に囚われない方が良いです。

価値観
どういう人たちと一緒に仕事をしたいかという経営者の価値観です。

ここまで整理すると経営理念・行動指針の形が見えてきて、言葉を決めることが出来ます。
言葉が決まればOKというわけではなく、一つ一つの言葉の意味を整理することが大切です。

例えば、行動指針の一つに「スピード感を持った対応」とあった場合に、言葉の意味を整理しないと各自の捉え方で行動することになります。経営者が考えるスピード対応と社員が考えるスピード対応に考えの基準を統一することで同じ価値観で仕事を進めることが出来ます。この基準が無いと結果的に経営理念が形骸化してしまいます。
自社にとっての行動の意味を一つずつ整理することが大切です。

是非経営理念を構築してみてください。
なかなか構築が出来ない、上手くまとまらない等がございましたらお気軽にお問い合わせください。

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