先が読めない中で取り組まなければならないのは「利益創出」です。「利益」を出し「店舗」「会社」を存続させていくことです。「コロナが落ち着けば」と待っていても変わりません。利益を出すには「売上アップ」が必要になります。「売上」がなければ経費コントロールだけでは厳しくなります。「売上」は「お客様」がもたらします。改めて「お客様」のことを考えていくことがポイントになります。

この状況下でも売上・利益を出している店舗は「お客様」のことを考えています。【図１】

売上を増やすには客数を増やすことです。客数を増やすためには「お客様」のことを改めて考えることです。

「組織づくり」は売上アップのための前提条件。但し組織づくりだけでは売上は上がりません。お客様がお店に来てくださり、食べて（買って）いただき、お会計していただくことで売上は上がります。

お客様の心理・行動は外部環境や時代によって変化します。お客様が変化するということは店舗も変化することが必要です。店舗が変わるためには「お客様」のことを考えることです！

お客様はコロナを経てお店をよりシビアに選びます。お客様はお金を使わないのではなく、使うに値する価値・魅力があるかを見ているのです。

前回お伝えしたように最初に考えるのは
①なぜ、お客様はうちのお店（自店）に来てくれるのか？
②うちのお店（自店）の強み・ウリは何か？です。

その次に考えるのはお客様に来ていただくために何に取り組むかです。【図２】

売上を上げるにはお客様に来ていただくことです。お客様に「リピートしていただくためにどうするか？」と「固定客になっていただくか？」の取組みはどこもおこなっています。同じように大切なのは「新規顧客」の獲得です。まだ来たことのない方々に来ていただくことが大切です。

次の２つのことを「店舗で働いている人」が考えることです。【図３】

１◇うちのお店（自店）を知らないお客様にどうやって知っていただくか？
２◇うちのお店（自店）を知っているが来店したことの無いお客様にどうやって来店していただくか？

特に新店とリニューアル店舗は上記２つを考えて行動することです。

新規顧客の獲得は時間と手間がかかる割に結果がでにくいので、どうしても優先順位がさがりがちです。ただ、新規顧客獲得なくして売上アップの継続は難しいです。ここを店舗・会社で取組み、自社のノウハウを蓄積することがとても大切です。【図４】