お役立ち情報を発信していきます
落合嘉寛
G.S.ブレインズコンサルティング株式会社 マネージャー
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
会社が成長していけるノウハウをご提供するG.S.ブレインズコンサルティング株式会社
Column
2023.09.22
【関連コラム】
マーケット縮小時代は定着率を上げること
定着率を上げる取組み①
定着率を上げる取組み②:フォローアップオリエンテーション
定着率を上げる取組み③:偏りのない人間関係づくり
定着率を上げる取組み④:初期トレーニングのポイント
定着率を上げる取組み⑤:既存スタッフの定着率を上げる!
定着率を上げる取組み⑥:経営理念の共有の継続
定着率を上げる取組み⑦:日々の振返り
定着率を上げる取組み⑧:感謝の言葉
定着を促すためには自分が成長しているという成長を実感できることが大切です。
新人スタッフは皆出口=目標を持っています。最初は仕事に関する知識も経験もありません。だから一つひとつ覚えて身につけていきます。
自分はレジができないからできるようなろう。〇〇の仕込みができないからできるようなろう。といったように、自分が次に何をできるようになりたいかと自然に出口=目標を持っているのです。
では仕事が一通りできるようになったベテランスタッフはどうでしょう。一人ひとりに出口=目標を持たせているでしょうか?もし、持たせていないならば惰性で仕事をするようになります。日々同じ仕事の繰り返しでマンネリ化します。そして、周りのできていないことが目につき不平不満愚痴を言うようになるのです。これが続くと仕事がつまらなくなり退職してしまうのです。
一人ひとりに出口=目標を持たせることです。出口=目標を持つと、出口=目標を目指します。そして、達成した時に成長実感が得られるのです。(図2)
出口=目標を持たせるうえで大切なのは「〇〇だから」という意識を無くすことです。パートだからこの仕事はムリ。学生バイトだからこの仕事はムリ。と思っているとできることが限られていきます。
〇〇だからと思っている時はたいていムリなのではなく、教えることをやめてしまっているのです。
ムリと思う前に教えたらできないだろうか?と考えてみてください。そうすると反対にできない仕事が少ないことに気づきます。
アルバイト・パートの方々は時間や曜日に制約があるだけです。教えればできるようになるのです。教えることでできることが増えると成長を実感できるだけでなく、一人ひとりができることが増えると店舗としても仕事がやりやすくなるのです。(図3)
できることを増やすとともに任せることも大切です。役割を持たせて任せていくことです。
例えばベテランパートの方に新人スタッフトレーニングを任せる、あるポジションの時間帯責任者を任せる等です。
任せられると考えるようになります。考えながら成果を出していくと達成感につながります。また、必要とされている役に立っていると感じるのです。
任せるときに大切なのは必要以上に干渉しないことです。こうしたらいいといった助言・アドバイスをしたくなります。助言・アドバイスは相手からすると否定になるからです。任せられて失敗をしても、それを振り返ることで経験を積んでいくようにすることです。
そして、随時報告をしてもらうことです。報告してもらった時に悩んでいる、行き詰っていると感じたら話を聞くことです。この時もいきなり助言やアドバイスをするのではなく「聞く」「質問する」ことで考えさせることです。相手がどうしたらいいですか?と聞いてきたら助言やアドバイスをすると伝わります。
任せることで定着率があがるだけでなく、店長は店長にしかできない仕事に集中することができるのです。(図4)
<ポイント>スタッフの定着率を上げるためにできることを増やす+任せること!!
G.S.ブレインズグループでは、皆様の経営に役立つ情報を定期的に配信しております。
最新情報は登録無料のメールマガジンでお知らせいたします。
無料相談
経営のお悩みなど、まずはお気軽にご相談ください。
弊社スタッフがお客様の状況に最適なサービスをご提供いたします。
03-6417-9627
営業時間 9:30〜17:30(土日祝を除く)
HPを見てお電話した旨をお伝えください
くろじになる