経営に役立つコラム

Column

2023.09.25

経営未来塾第5期レポート②

経営未来塾第5期レポート2
経営未来塾とは、G.S.ブレインズ税理士法人が開催している経営者・経営幹部・後継者を対象にしたオンラインの経営塾です。
弊社代表である近藤の経営者・税理士・コンサルタントとしての実体験をベースに、事業戦略・組織づくり・マネジメントなど経営全般についてお伝えします。全8回の講義で経営の全体像を体系的に学ぶことができます。

2023年4月から始まった5期には、飲食業・IT業・運送業・不動産業など様々な業界から、8社10名の塾生が集まりました。
今回は経営未来塾5期生の第4講・第5講の講義内容の一部をお届けします!

第1講~第3講の内容はこちら

経営未来塾レポート1経営未来塾第5期レポート①
第1講「経営とは何か 経営理念とビジョン」
第2講「ビジネスモデルとマーケティング 事業戦略の立て方」
第3講「事業戦略が機能するための機能戦略 生産性アップとイノベーション・組織づくり」

第4講「経営者に必要なマネジメントスキル(管理職のスキル)」

よくある会社の組織成長リスクについて

組織がなかなか成長しない会社に共通している11の項目について、ディスカッション・発表を行いました。

皆さんしっかりと自社の現状と照らし合わせ、チェックが入った項目の原因や今後解決すべき課題についてお話しされていました。

全員が共通してチェックを入れていたのが「7.リーダーも実務をやっている」でした。
コラムをご覧の皆さんにも心当たりがあるのではないでしょうか。

中小企業が管理者を育成できない理由

中小企業が管理者を育てられない原因として、

・経営者自身に管理者としての実務経験がない

・管理者を育成する仕組みがない

・業務が属人化されており組織化が出来ない などがあげられます。

これらを理解し解消すると、社内で管理者が育てられるようになります。

【ワーク】管理者としてマネジメントの経験はありますか?

自社で管理者が育てられない原因を具体的にするために、ご自身の経験・現在の管理者としての業務を振り返っていただきました。

「管理者としての経験はあるが、部下が少人数だった。」

「肩書上の役職はあったが部下とコミュニケーションをとることが中心で、業務の仕組みづくり等には携わらなかった」

管理職経験のある方は当時の状況を振り返り、やってきたことを整理されている様子でした。

「20年以上前に、ある上司がチームのモチベーションを上げた行動が今でも話題になる」

「若い人は飲みに誘ってもこないのでコミュニケーションの取り方がわからない…」

上記の話からは、部下のモチベーションを上げる方法や部下とコミュニケーションをとるうえでのポイントの話に波及しました。
他の塾生の経験から学びを得られることも経営塾の魅力の一つです。

第5講「部下育成とチームビルディングと会議体の運営」

【ワーク】相手にかける言葉を変えた結果、どのような変化がありましたか?

第5講では講義に入る前に、第4講の宿題を実践した結果についてディスカッション・発表を行いました。

<自身の変化>
「プラスの言葉を意識した結果、伝えたいことを話す前に整理できた」

「相手の立場・状況の配慮や気にかけるきっかけになった」

<相手の変化>
「相手からの発言や会話量が増えたように感じた」

「相手の表情・声から喜んでいる様子が伝わってきた」

「以前よりも相談される機会が増えて、相談内容も深くなった」

「メンバーの気持ちが上がった、チーム全体の雰囲気が良くなった」

など、嬉しい報告がたくさんありました!

マネジメントの知識や技術がいくらあっても、人としての土台がしっかりしていないと周囲を巻き込むことは出来ません。部下に成長してほしい、チームを良くしたいと思った時こそ、相手を変えようとするのではなく自分の言葉や態度・表情を変えてみましょう。

塾生の皆さんも宿題を実践して、自身の変化が相手に良い変化をもたらすことを実感されているようでした。

管理者を育成する方法(部下育成とチームづくり)

第5講の講義では、マネジメントに欠かせない3つの項目「部下育成」「チームづくり」「PDCAを回す」の中から、部下育成チームづくりを中心にお伝えしました。

部下育成5つのテーマ

部下育成には5つのテーマがあります。
中でもルールが守れるか?は重要なテーマです。

ルールはその会社で仕事をする上でのスタートラインと言っても過言ではないためです。

結果が出ない・部下が育っていないチームの管理者が、当たり前のルールを守っていなかったというケースは少なくありません。

チームづくり(リーダーとは、リーダーシップとは)

チームにはリーダーの存在が欠かせません。
経営者は会社のリーダー、経営幹部は事業部・部署のリーダーです。

リーダーは経営方針に沿ったチームづくりを行いながら、業務が円滑に進むようにメンバー1人1人の適性を考えたうえで業務を割り振っていきます。

他にも、メンバーをまとめる技術や会議を円滑に進めるためのポイント、経営者がNO.2・NO.3をリーダーとして育てるときの導き方などをお伝えしました。

管理者は上を支えて下を育てる

リーダーに求められるのは、上(社長・上司)を支えて、下(部下・スタッフ)を育てることです。

リーダーは、フォロワーとして上司を支える姿勢を部下に見せていかなければなりません。
上司を支えることは部下育成と同じくらい大切なのですが、日常的に意識している・学んだことがあるという方はあまりいません。

【ワーク】会社のNo.2、ご自身のタイプは?

上司を支えるフォロワーのタイプは4パターンあります。
理想のフォロワーは図の右下「ベストフォロワー」です。

経営者の皆さんにはご自身のNo.2のタイプを、経営幹部の皆さんにはご自身がどの傾向が強いか、そう思った理由を発表していただきました。

社員は経営者を支えている人たちの背中を見て動きます。部下をベストフォロワーに育てるためにはリーダー自身もベストフォロワーにならなければなりません。このことをリーダーが理解している会社は確実に成長します。
ベストフォロワーの連鎖を生み出して強い組織にしていきましょう。

次回はいよいよ最終回。第6講~第8講までの様子をお伝えします!

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