2024.03.12
評価制度を適切に運用するためのカギとは
様々なお客様から「うちの会社では評価制度が無く、改めて構築したい」「以前に評価制度を作って運用しているが、なかなか社員も…
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
会社が成長していけるノウハウをご提供するG.S.ブレインズコンサルティング株式会社
Column
2024.11.12
評価時期になり、部下の評価をつけなければいけませんが、毎日部下を見続けられているわけではないので評価が難しいと感じています。評価の前に本人と面談を行うことで、本人の取り組んでいる内容もわかって良いと思いますが、いかがでしょうか。
様々なお客様をご支援しておりますが、評価前に面談を実施してから評価を行う仕組みを導入しているお客様もいらっしゃいます。この仕組み自体を構築することは問題ありませんが、導入する際には、そのメリットとデメリットをしっかりと把握して進めることが重要です。
面談を行うことで、本人が取り組んでいる内容や意識していることが把握でき、評価がしやすくなります。特に、中小企業の管理職はプレイヤーとしての役割も兼ねているため、部下を常に観察することが難しい場合もあります。そのため、評価を行う前に面談を取り入れることは、一つの有効な方法です。
主張が強い人や声の大きい人の意見が通りやすくなり、控えめな人や謙虚な人の意見が反映されにくくなることがあります。これが原因で評価の公平性が損なわれる可能性があります。また、日常のコミュニケーションが不足している場合、この面談の場で多くのことを伝えようと不満が噴出し、収拾がつかなくなることも考えられます。さらに、面談で伝えた内容が評価に反映されないと、かえって不満が増すこともあります。
上記内容を踏まえると、個人的には評価前の面談はあまりオススメしておりません。一番大切なことは、評価が客観的で公平であるかどうかです。
今回のご相談も、制度や仕組みの見直しで解決するのか、それとも他に本質的な問題があるのかを考える必要があります。
評価制度を上手く運用する一番のコツは育てる側を育てているかどうかです。今回のご相談も、仕組みや制度を見直す前に、そもそもの管理者のマネジメントのやり方や部下とのコミュニケーションの取り方を見直し、教育することから考えることが必要であると感じます。
日々見られていないのであれば、四半期や半期に1度は面談等で対話の時間を設けたり、日々のコミュニケーションや相談を通じて部下の状況を把握したりすることが大切です。このような見直しが無ければ、本質的な課題の解決には至らないかもしれません。
その上でも上手くいかないのであれば、制度や仕組みの中身の見直しをされるのが良いでしょう。
経営に関するお悩みや疑問などがありましたら、ぜひこちらにお寄せください。
「成長の三要素Q&A」宛
育成評価制度 構築・運営支援
マーケット縮小時代の中で会社が今まで以上に成長するためには、人財育成だけでなく、育った人財を最終的に公正に評価する仕組みも必要です。賃金だけを決める制度ではなく、人をどう育て、どう評価・賃金に結びつけるかという制度づくりをご支援してまいります。
G.S.ブレインズグループでは、皆様の経営に役立つ情報を定期的に配信しております。
最新情報は登録無料のメールマガジンでお知らせいたします。
無料相談
経営のお悩みなど、まずはお気軽にご相談ください。
弊社スタッフがお客様の状況に最適なサービスをご提供いたします。
03-6417-9627
営業時間 9:30〜17:30(土日祝を除く)
HPを見てお電話した旨をお伝えください
くろじになる