経営に役立つコラム

Column

2023.07.10

部下との振り返りや面談での進め方とは

部下との振り返りや面談での進め方とは
皆さまこんにちは。G.S.ブレインズコンサルティング(株)の鈴木と申します。
今回は先日管理者から頂いたご相談についてお伝えさせて頂きます。

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\このような方におすすめの記事です/
・部下と定期的に面談をしているが、相手に響いておらず、手ごたえを感じない
・やる気のない部下、指示待ち人間の部下がいる
・部下との面談のコツを知りたい
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ご質問│部下と振り返りの面談するときのポイントはありますか?

<ご質問>
部下と毎週振り返りの面談をしていますが、部下にあまり気付きを持ってくれていると感じません。手応えがないと言いますか・・・。
部下と振り返りを一緒にする上でのポイントがあれば教えてもらえますでしょうか。

まずは部下との振り返りの時間を取って向き合おうとする姿勢は素晴らしいですよね。ただ、面談をすることで結果的に部下がやる気をなくしてしまうことや指示待ち人間になってしまうことがあります。

ポイントは3つです。「相手の話の聴き方」「気付きを与えて行動を導く」「出来ていることを認める」

相手の話を聴く

まず大切なことは相手の話をしっかりと理解しようと聴くことです。どうしても自分の方が経験や年齢が上だと「教えなければ」「伝えなければ」とこちら側が話すボリュームが多くなりがちです。客観的に見たときに一方的に自分が話しているということは結構多くの管理者で陥りがちです。話す割合として、こちら側が3割くらいが理想と言われています。

また話の傾聴のやり方は以下の通りです。

この聴き方はあくまでもスキルです。大切なことは、「相手の話を理解しようと聴いているかどうか」です。どれだけ聞くスキルで見せ方を変えたとしても、相手に関心・興味が無く理解しようとしていなければ何も意味がありません。

「気付き」を与える

聴くということと繋がりますが、こちら側が細かく指示や指導するのではなく、相手に質問させながら相手に不足や良かったことに気付かせることです。人は細かく指示してしまうと、「この上司に聞けば教えてくれる」と考えてしまい、結果的に受け身人財となります。

「〇〇さんはどう考える?」と質問して話させることです。バタバタしているときはそんな時間取れないと思う方もいると思います。そんな時は悠長に聴くのではなく、まずその場では教えて、業務がひと段落ついたころや余裕があるときに、「あの件、なんでこういうやり方なのかわかる?」と質問することです。

いかに考えさせる時間を与えるかです。最初は的外れな内容を話していたとしても、まずは聞きながら相手に考えてもらう繰り返しが大切です。

出来ていることを認める

相手の話を聴き、相手に気付きを与えながら行動に導いた後は、行動内容に対して出来ていることを声に出して認めることです。どうしても「もっと出来るはずだ」「このくらいは」とダメなところに目がいきがちです。出来ているところに目を向けさせ、部下に成長実感を与え、その上で次のステップを設定してあげることが大切です。

上記のことを結果が出るまで取り組み続けていくことで確実に部下は成長します。どうしても実感が持てないと途中で振り返り自体もやめてしまうことがあります。しかし、人の成長はすぐには結果が出ません。根気強く継続することで確実に成長に繋がります。

経営に関するお悩みや疑問などがありましたら、ぜひこちらにお寄せください。
「成長の三要素Q&A」宛

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G.S.ブレインズコンサルティング株式会社 マネージャー

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