2023.08.08
業績の改善・向上に必要な視点
業績改善に向けて、問題・課題を探して1つずつ解決していく。 一見、問題のない施策のように思えますが、この方…
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
会社が成長していけるノウハウをご提供するG.S.ブレインズコンサルティング株式会社
Column
2023.09.15
<今回のご質問>
何か新しい取り組みをしようとした時にどうしても後手後手になってしまいます。
結果としてなかなか新しい取り組みが進みません。
どうしたらよいでしょうか?
日々やらなければいけないことはたくさんあります。気づけば目の前の仕事ばかりをしています。あっという間に一日が過ぎ、一週間が過ぎ、一ヶ月が過ぎてしまいます。そのなかでも新しいことをしていかなければ仕事で成果は出ません。今回は新しい取り組みをする時に大切なことを考えていきましょう。
新しい取り組みをする時に「やらなければ」という意識は大切です。
ただ、意識だけでは進みません。目の前のやらなければならないことに流されてしまうのです。時間ができたら、仕事が落ち着いたら新しい取り組みをしようでは、いつまでたっても進むことはないのです。なぜなら時間ができる、仕事が落ち着くことがないからです。
その状況・環境の中でどうしたら良いのかを考えることが大切なのです。そのために必要なのが「仕事の組立」です。
「仕事の組立」はテーマにそって、どういう状況にしたいのか【出口】。現状はどうか【現在】。現状からどう出口に向けて具体的に取り組むか【組立】を書面(=見える化)にしたものです。組み立てる事で現在の状況・環境でも何ができるのかを考えていくことになります。
◆先送り・後回しになる
⇒目の前の仕事ばかりを行い、新しい取り組みは先送りされていきます。
◆いきあたりばったり
⇒具体的な取組みがないとその場その場の対応に終始します。
◆周りを巻き込めない=一人でやる
⇒具体的な取組みがないと誰に何をしてもらうのかを決めることができません。周りのスタッフも仕事を抱えています。いきなりお願いしても引き受けられないです。結果として自分一人でやることになります。
◆期日が守れない
⇒先送りしてギリギリで行うので結果期日が守れません。早い段階からの取組みをせずに切羽詰まってから行うからです。
◆成果がでない、振返れない
⇒いきあたりばったりで一人でやるので成果はなかなかでないです。また、具体的な取組みが見える化されていないので振返りができません。何が良かったのか、もっとどうすれば良かったのがわからない=次に活かせないのです。
成果を出すためにも「仕事の組立」は大切なのです。
「仕事の組立」次の順番で行います。
①「テーマ」⇒何のテーマについて組み立てるのか?
例えば集客イベント・2番手育成・商品開発等です。
②「出口」⇒テーマについてどういう状態にしたいのか?
何のために。どういう状態にしたいのか。いつまでにしたいのか。を明確にします。
例えば
・新規顧客獲得のために・新規顧客にイベントに参加してもらいたい・〇月〇日のイベントに。
・自分の代わりを育てるために・2番手に〇〇ができるようになってもらいたい・〇月までに。
等です。
③「現在」⇒今はどういう状態なのか現状確認します。
④「組立」⇒「出口」に向けて「現在」から具体的な取組みを整理します。
具体的とは「誰が」「何をする」「いつから・いつまで」を決めることです。
この「仕事の組立」を書面=見える化することです。見える化することで
□一歩踏み出せる、行動に移せる
□計画立てて一つひとつ進めることができる
□周りを巻き込める
□期日が守れる
□成果がでる、振返れる=次に活かせる
ようになるのです。
仕事の組立は知識や才能・センスではないです。繰り返し繰り返し組み立てることで身につきます。最初は時間もかかります。組立の精度も高くなく、抜け漏れや組立通り進まないです。ただこれも繰り返し繰り返し行うことでスピードも精度も高くなるのです。どんな仕事においても「仕事の組立」は必要です。是非、繰り返し身につくまで取り組んでください。
仕事の組立が身に着くと、仕事がやりやすく成果が出やすくなります。
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