2023.02.15
部署内の人間関係を良好にするために
今回は部署内のコミュニケーションを良くし、お互いに助け合える環境を作るために、管理者として実践したい2つのポイントについ…
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
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Column
2023.03.13
仕事をお願いしてもなかなか協力してくれないスタッフがいます。
いつも理由をつけて断られます。
そのスタッフとの間に壁を感じます。
どうしたらよいでしょうか?
このケースの場合、最初に考えてほしいのは自分自身が周囲へのコミュニケーションに偏りがないかです。知らず知らずのうちにコミュニケーションが偏っている場合があります。この偏りが人間関係に影響し、仕事に影響します。
仕事は人と人とで行います。その際に大切になるのは人間関係づくりです。良い人間関係ができているかどうかが鍵になります。
今回ご質問いただいた「仕事をお願いする」のは人間関係づくりのステップでいうと第3段階になるのです。その前のステップができていることが大切になります。案外このステップ1と2を見落としがちなのです。ステップ1と2ができていないと仕事の会話=指示・依頼等に影響するのです。とくに忘れがちなのがステップ1「人として」の取組みです。
さんづけ、返事、挨拶、話し掛け、ねぎらい、感謝という誰もがあたりまえと思っていることができているかどうかです。
【関連記事】【Q&A】良い人間関係をつくるには
人はあたりまえのことほど「自分はできている」になりがちです。例えば、挨拶一つとってもしていない人はいないのです。もし職場で一度も挨拶をしないということがあれば問題です。ステップ1の部分=さんづけ、返事、挨拶、話し掛け、ねぎらい、感謝を職場でしていない人はいないのです。ただ、偏っていることに気付いていないことがあるのです。その偏りが人間関係に大きく影響します。
例えば、同じ部署で自分の席に近い人とは話すことが多くなります。ところが少し距離が離れていると何かがないと話し掛けることが少なくなります。そうすると「〇〇さんには良く話しかけているのに私には・・・」となってしまうのです。人によって差をつけているように感じてしまうのです。
また、新人スタッフには仕事をお願いしてやってもらった時には「ありがとう」と伝えます。社歴の長いベテランスタッフには同じ仕事をお願いしてもやってもらった時に何もない場合があったりします。そうするとベテランスタッフからすると「何で私にはありがとうがないの?」となってしまうのです。
人には感情があります。何で私には話し掛けが無いの?何で私にはありがとうが無いの?と感じるとどうしても協力的でなくなってしまうのです。ところが自分自身としては偏っていることに気付いていないのです。
そこで是非していただきたいのが人間関係づくりステップ1部分の振返りです。
さんづけ、返事、挨拶、話し掛け、ねぎらい、感謝の6項目で偏りがないかを振り返ってみてください。この時の振返りでは「やっている」「やっていない」でみないことです。やっているかやっていないかで振返ると「やっている(できている)」になってしまうのです。
先ほどの例でいうと、偏っていても誰かには話し掛けをしているので自分では「やっている(できている)」になってしまうのです。このステップ1の振返りは「100%または100点」で行ってください。全員にできている=100%、誰にもできていない=0%として主観で構いませんので何%かを振り返ってください。
さんづけ、返事、挨拶、話し掛け、ねぎらい、感謝それぞれの項目ごとに行ってください。例えば「感謝」は今週は80%だった。20%はベテランのスタッフに伝えてなかったな、という風に偏りに気づきます。気づくと偏らないように意識するのです。
このステップ1は自分が意識して変えるとすぐに相手は気づきます。今までありがとうが無かったのに何かをするとありがとうを言ってくれるとなるのです。偏りがなくなると良い人間関係ができます。そうすると仕事をお願いした時に協力してくれるようになるでしょう。
コミュニケ-ションでのあたりまえのことを偏っていないかどうかを振り返ることが大切なのです。
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