売上と利益を上げ続けると考えたときに、様々な経営のやり方をお伝えする前に、「社長、まず儲かっていますか？」ということを問わせて頂きます。ここは一番大事な部分です。

儲かっているからもっと売上・利益を伸ばそうとなります。社員数が５人以下の会社はまず儲かる仕組みをつくることです。社員数が５人を超えてくれば、組織をつくっていくことです。

会社は規模に関係なく経営者が「こういう会社をつくりたい」という考えを持つことです。それが経営理念です。その経営理念とビジネスモデル・マーケティングがしっかりと連動していれば言ったとおりに進みます。しかしながらズレるケースが多くあります。
「儲かるから」「こういうビジネスやってみかった」「社員を幸せにすると言っておきながら、気付いたら安売りをしていた」と経営理念からズレた仕事をすることです。

一番大切なことは、経営理念と自社の「強み」がしっかりと連動していることです。この点を経営者・後継者がしっかりと捉えていかなければいけません。業績が良くても急激に悪くなり倒産するケースはこの点を踏み外すことが多くあります。

お客様から選ばれるためには、あれもこれもではいけません。自分たちの強みに対して絞り込むことです。なんでも出来るようにすると勝てません。お客様から見ても自分たちの会社でなくても良くなります。お客様は価格と価値のバランスで決めるので、専門性の高いところにお願いしたくなります。

そして業務を標準化することです。標準化とはやり方を決めることです。大企業は仕事のやり方を決めることが当たり前です。業務の標準化無しに付加価値は高まりません。
仕事の量を増やしていく中で問われるのは品質管理です。仕事量が増える中でどうクオリティを高めるかが大切になってきます。品質管理の考えが弱くなるとクレームが多くなっています。

５ステップマーケティングという見込み客を増やす集客方法があります。5ステップマーケティングを仕組化することです。

「集客はお金をかけてでもやり続けなくてはいけない」「固定客のフォローはコストがかからず競合他社に見えないので価値が高い」等に気付くことが出来ます。

BtoBビジネスの場合は５ステップマーケティングと営業管理の仕組化が必要です。常に新規見込客を何件確保しているかをランク付けし、数値化して管理することです。

営業業務も見える化し、仕組化することです。様々なお客様でビジネスインテリジェンスというクラウド型の業務の進捗管理をしています。結果的に育成スピードが上がります。新しく入った社員の育成スピードを上げれば上げるほど売上と利益は増えます。
業務が標準化されていない属人的な中では、育成のスピードは落ちてしまいます。