経営に役立つコラム

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2019.01.21

経営理念を社内に浸透させるにはまず経営者が実践すべし!経営理念浸透の4ステップ

経営理念の浸透
人が育ち、利益・売上アップ!成長の三要素による『飲食店経営』法 第8回
前回は成長の三要素経営を実践するために最初の取組みについてみてきました。具体的に言うと経営理念です。今回は経営理念の浸透を考えていきましょう。
「経営理念」の存在が成長の三要素経営を行うためにまず必要です。今無いなら作成する、今あるなら再度見直すのが最初の取組みです。次に行っていくのが経営理念の浸透です。経営理念の浸透度の差が会社の差になります。浸透=実践です。社内のスタッフ(=社員+パート・アルバイト)が経営理念を実践しているかどうかが鍵です。

経営理念の浸透=実践するためのポイント

経営理念を浸透するためにどうしたらよいかを見ていきましょう。
一番大切なのは経営者・経営幹部が先頭に立って行うことです。経営理念の作成を経営者が行い、浸透を他の人に任せるのは一番浸透しにくいです。経営者・経営幹部以外の人はどうしても経営理念よりも目の前の仕事・作業に追われてしまい浸透は後回しになるからです。
経営理念に込められた想いを伝えられるのは経営者、そして次に経営幹部です。他の人は自分自身が経営理念を理解していないことがほとんどです。ですから経営理念浸透を最初は経営者・経営幹部が行わなければならないのです。

経営理念の浸透=実践の進め方

経営理念の浸透=実践は段階を追って行います。
第1段階「理解」:第2段階「実践」:第3段階「実感」:第4段階「連鎖」と行います。

第1段階「理解」

経営理念の存在を知り暗記できるようにします。また、なぜこの経営理念になったのか、経営理念の内容を理解する段階です。知っている、わかっている状況をつくります。

第2段階「実践」

経営理念を意識して仕事をしている状況をつくります。経営理念と自分の仕事(作業)を結びつけます。

第3段階「実感」

「実践」を繰り返すと経営理念の大切さが頭での理解ではなく、感じる=腑に落ちる段階です。ここまでくると「やらされ感」ではなく「自らの意志」で経営理念を実践するようになります。まずはこの段階まで持ってくることです。

第4段階「連鎖」

「実感」した人が他の人へ伝えていく段階です。経営者・経営幹部以外の人が「経営理念」を「伝えられる」ようになると会社は大きく変わります。最後目指すのはこの段階です。

多くの会社は第1段階で終えていることが多いです。大切なのは実践し実感してもらうことです。「経営理念は絶対必要だ!」「経営理念をどんな時も実践し続けよう!」「経営理念を伝えていこう!」と心から感じるスタッフをどれだけ育てられるかです。

<ポイント>経営理念の浸透は経営者・経営幹部が行う!

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G.S.ブレインズコンサルティング株式会社 マネージャー

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