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落合嘉寛
G.S.ブレインズコンサルティング株式会社 マネージャー
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
会社が成長していけるノウハウをご提供するG.S.ブレインズコンサルティング株式会社
Column
2023.05.29
【関連コラム】
マーケット縮小時代は定着率を上げること
定着率を上げる取組み①
定着率を上げる取組み②:フォローアップオリエンテーション
定着率を上げる取組み③:偏りのない人間関係づくり
定着率を上げる取組み④:初期トレーニングのポイント
今はマーケット縮小の時代です。マーケット縮小の時代とは人口減少・少子高齢化の時代です。
店舗運営をするうえでは、社員:パート・アルバイトを問わず働く人が集まりにくくなります。この厳しい時代に大切なことの一つは、店舗の定着率を上げることです。定着するお店に働く人は集まります。今までは新人スタッフ(社員:パート・アルバイト)の定着率を上げるためにどうしたら良いのかを考えてきました。今回からは、既存スタッフの定着率アップについて見ていきましょう。(図1)
新人スタッフの定着率を上げるには不安をなくすことでした。入ったばかりの時には不安です。不安を解消することで安心して働けます。だからこそ一日も早く不安をなくすことでした。
では、既存スタッフの定着率を上げるにはどうしたら良いでしょうか?もちろん不安を解消し続けることも大切です。ですが、安心して働けるだけでは定着率は上がらないのです。定着率を上げるには、飲食という仕事に対しての「やりがい」や「楽しさ」を実感してもらうことです。(図2)
「やりがい」と「楽しさ」が実感できないと、キツイ・ツライ・タノシクナイと感じて他の仕事へと転職してしまうのです。以前のように飲食から飲食への転職ではなく、他の業種へ転職してしまうのです。だからこそ飲食の「やりがい」と「楽しさ」を実感してもらうことが大切なのです。実感とは頭で理解してもらうことではなく、心から「楽しい」と感じてもらうことです。(図3)
具体的には、どのようなことをすれば良いのでしょうか?それは大きくは次の8つです。(図4)
仕事をするうえで大切にすること。価値観の共有する取り組みを継続して行います。
毎日自分の仕事の振返りを行います。とくに自分がお客様と働く仲間に何ができたかの振返りを行います。お客様・働く仲間に対しての行動を増やしていきます。
店舗全体でありがとうの言葉を増やし、人間関係を強くすることと連帯感を強くします。
一人ひとりのできることを増やし、日々の成長を感じてもらいます。また、任せることで店舗に貢献していることを感じてもらいます。
店舗目標に対して、自分がどう貢献するのかの個人目標をもってもらい、店舗の一員としての所属意識と貢献を感じてもらいます。
面談を通しての関係づくりと店舗への貢献を感じてもらいます。
店舗運営の一角を担うことで店舗への貢献を感じてもらいます。
なんのために働くのか?そのことを考えてもらうことで自身の働く目的を感じてもらいます。
これらの8つの項目を取り組むことで、飲食に対する「やりがい」や「楽しさ」を感じてもらえるようになるのです。飲食の仕事は決して楽ではありません。ただ、飲食の仕事の楽しさがわからないと辞めてしまうのです。
次回からは既存スタッフの定着率を上げる8つの取組みを一つひとつ具体的に見ていきましょう。
<ポイント>既存スタッフの定着率を上げるには、飲食の「やりがい」「楽しさ」を実感してもらうこと!!
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