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落合嘉寛
G.S.ブレインズコンサルティング株式会社 マネージャー
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
会社が成長していけるノウハウをご提供するG.S.ブレインズコンサルティング株式会社
Column
2023.10.26
【関連コラム】
マーケット縮小時代は定着率を上げること
定着率を上げる取組み①
定着率を上げる取組み②:フォローアップオリエンテーション
定着率を上げる取組み③:偏りのない人間関係づくり
定着率を上げる取組み④:初期トレーニングのポイント
定着率を上げる取組み⑤:既存スタッフの定着率を上げる!
定着率を上げる取組み⑥:経営理念の共有の継続
定着率を上げる取組み⑦:日々の振返り
定着率を上げる取組み⑧:感謝の言葉
定着率を上げる取組み⑨:できることを増やす+任せる
前回は一人ひとりにできることを増やすことの一つとして、目標を持たせることをお伝えしました。
目標があると目標を目指します。目標が無いと現状維持をします。現状維持は横ばいになるのではなく、知らず知らずのうちに悪くなっていくのです。(図2)
慣れから無意識に手を抜いたり惰性で仕事をしたりします。そこに工夫や進化は無いのです。また、周りの出来ていないところに目が向き不平不満を言ったりするようになるのです。淡々と仕事をするようになると仕事がつまらなくなり退職してしまうのです。一人ひとりに目標を持たせることです。(図3)
一人ひとりに目標を持たせるとともに大切なのは店舗目標を持つことです。
店舗全体としての目標を持つことで全員の向く方向が一つになります。店舗目標がないと皆の向く方向がバラバラになってしまいます。向く方向を一つにするためにも店舗目標が必要なのです。
店舗目標は「予算達成」でも「地域一番店になる」でも構いません。何か目標を掲げることです。強い店舗は人間関係が良いだけでなく、共通の目標=店舗目標を持っているのです。(図4)
店舗目標を掲げたならば、その店舗目標を達成するために店舗の一人ひとりが何を意識・行動するのかの個人目標をもってもらいます。
店舗目標を掲げたから目標を達成できるわけではありません。店舗の一人ひとりが店舗目標達成に向けて自分ができることをしていくから店舗目標は達成されるのです。店舗目標から個人目標へ落とし込むことです。(図5)
目標を持たせることが大切です。もっと大切なのは目標を達成することです。達成することで達成感があり、仕事にたいするやりがいを感じるのです。
目標を達成するためには定期的な振返りが必要です。1週間に1回長くても1ヶ月に1回目標に対しての振返りをしましょう。振返りは1対1で聞くことでも書面に書いて提出でも構いません。振返ることで目標を意識するようになるのです。また達成に向けて意識すれば行動が変わります。
振返りは
①現在の状況
②進めていて良かった点+もっとこうすれば良かった点
③今後の取組み
を行います。
②は何ができていないのか、何が不足かの振返りではなく、どうすればよかったかにします。こうするとこれから何をすればよいのかが見えてきます。(図6)
一人ひとりの目標を達成することで一人ひとりのモチベーションもあがり、店舗としても目標達成型の強いチームになるのです。
<ポイント>スタッフの定着率を上げるために目標を持たせ振返ること!!
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