2024.09.24
ベテランスタッフをさらに成長させるための2つのポイント
ベテランスタッフの意識が低下し、成長が止まったように見えると感じたことはありませんか?長年の経験から慣れてしまい、変化を…
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
会社が成長していけるノウハウをご提供するG.S.ブレインズコンサルティング株式会社
Column
2024.10.21
<今回のご質問>
パート・アルバイトの早期離職が多く困っています。
入店して1~2ヶ月で辞めてしまいます。
どうしたらよいでしょうか?
人の安定がお店のQSCレベルの安定につながり、お客様に満足していただけるお店になっていきます。その時に大切なのは人が辞めないお店にすることです。定着率を上げるための一つは採用したパート・アルバイトさんが入店してすぐに辞めてしまわないようにすることです。どうしたら良いのかを考えていきましょう。
採用したあとにオリエンテーションを通して会社のこと、お店のことをはじめとしていろいろなことを伝えていると思います。もしオリエンテーションをやっていないのであれば、まずはオリエンテーションを行うことが大切です。
オリエンテーションを行ってから店舗で実際に仕事をすることになります。その際に入店してから1~2週間後にフォローをすることが大切です。仕事を教える人の毎回のフォローとは別に、店長または店長に準ずる人がフォローアップをすることです。フォローアップをすることで早期離職はより防ぐことができます。入店したあとのフォローアップをしているでしょうか?
パート・アルバイトさんの退職を防ぐには、入ったばかりの人とある程度長く働いている人とはアプローチの仕方が変わります。
ある程度長く働いていてくださっている人には仕事のやりがいや楽しさを実感していただくこと、自分がお店に貢献できていると感じていただくことが大切になります。
入ったばかりの人に対してはやりがいや楽しさの前に行うことがあります。それは不安を取り除くことです。入店したばかりの時は皆不安です。仕事きちんとできるだろうか、このお店でやっていけるだろうか等、いろいろと不安が出てきます。不安な状態で仕事をしていると仕事の覚えも遅くなり何かあった時にすぐに辞めてしまうのです。不安な状態から不をなくし、安心して働けるようにすることです。
不安を取り除くために必要なのがフォローアップなのです。仕事を始めて1ヶ月は、一番辞めやすい時期です。実際に働いてみての話を聞く場=フォローアップする場を用意することです。フォローアップの目的は、定着の促し=早期離職をふせぐことです。出口は話を聞く場(=面談)を通して一人ひとりの現状を理解し対応することです。それでは進め方を見ていきましょう。
フォローアップは責任者が行うようにします。店長または店長に準ずる人(副店長や時間帯責任者)です。フォローアップは入店して出勤の5回目または入店後2週間経過時に全員行うようにします。必ず全員行うことです。フォローアップは面談形式で行います。1回の面談は10分程度の短い時間で行います。改めて面談形式で行うことで具体的な質問もでてき、コミュニケーションの場を持つことで話しやすい、話しかけやすい雰囲気を作ることです。
実際のフォローアップは
1)最初にあいさつをおこないます。
○○です、よろしくお願いいたします。今日は仕事をしてみての感想等を聞かせてください。何を言っても大丈夫ですので思ったこと感じたことを自分の言葉でお話しくださいと伝えます。
2)話を聞く。
フォローアップでは聞くことに徹します。こちらから話をするのではなく、いくつか質問をして答えてもらいます。ここが大切なポイントです。質問をする際に次の二つは必ずするようにしてください。
【必ず行う質問】
①入店してから何を教わりましたか?
実際に教わった内容を説明してもらい、ポイントも言ってもらいます。
②「入店してから誰と話をしましたか?」
または「入店してから誰と仕事をしましたか?」
この②の質問に対して「名前が出てこない」または「出てくる名前の数が少ない(=1人~2人等)」場合はフォローを行います。ここでのフォローは「再度今いる既存スタッフに紹介していく」か「既存スタッフ一人ひとりに来てもらいあいさつしてもらう」等を行います。このフォローがとても効果的です。
②の質問に対してたくさんの話した人の名前や仕事をした人の名前が返ってくるならば大丈夫です。返ってこなかった人のフォローがポイントです。返ってこなかった人はフォローアップの1~2週間後に再度フォローアップをしてください。
上記①②以外の質問は各自で追加してもらって構いません。あくまで新しく入られた方の不安を取り除くことを念頭に質問をしてください。入店してから今までの評価を伝えるのはフォローアップの場ではなく仕事を教える時にするのが良いです。
3)勇気づける。
最後に一言、勇気づける励ます言葉をかけてください。
「○○さんが頑張っているのを強く感じます。」「何かわからないことがあればいつでも声かけてください。」などを伝えることで、さらにモチベーション高く仕事をするようになるのです。フォローアップの時間をとることで早期離職を防ぐことができるのです。
経営に関するお悩みや疑問などがありましたら、ぜひこちらにお寄せください。
「成長の三要素Q&A」宛
G.S.ブレインズグループでは、皆様の経営に役立つ情報を定期的に配信しております。
最新情報は登録無料のメールマガジンでお知らせいたします。
無料相談
経営のお悩みなど、まずはお気軽にご相談ください。
弊社スタッフがお客様の状況に最適なサービスをご提供いたします。
03-6417-9627
営業時間 9:30〜17:30(土日祝を除く)
HPを見てお電話した旨をお伝えください
くろじになる