2021.08.06
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Column
2021.08.04
相手のやる気を感じない、この原因は、仕事を教えたあとに評価(=認める)が弱いことにあります。実は、教えた相手ではなく、教える側に原因があることが多いのです。相手を認めることが弱いと、教えれば教えるほど相手のやる気やモチベーションが下がってしまいます。
仕事を教える時には、トレーニングの4ステップに沿って進めていくことが重要です。
何をするのかを決めて伝えること
やり方と理由を教え、確認すること
やらせること
できたことを認めること
今回の質問のケースは、④評価 がしっかりとできているかどうかです。今一度確認してみましょう。
新人に仕事を教える際によく起こりがちな間違いがあります。間違った教え方をし続けると相手は確実にやる気をなくしていくでしょう。
これは良くある教え方です。相手ができるようになったらすぐに次の仕事、できるようになったら次の仕事と教えていきます。このケースの間違いは、教えた仕事を相手ができるようになったあとに、「評価」がないことです。
教える側が相手を早く育てたいとか、早くできるようになってもらいたいと思えば思うほど、できていないことの指摘・ダメ出しが増えていきます。教える側からすると指摘やダメ出しをしているとは思ってはいません。相手を早く成長させたいという思いだけなのです。ですが、教わる本人や周りから見ると指摘とダメ出ししかしていないように感じてしまいます。教わる側は何をしてもダメ出しされる、と感じてしまうので、自信をなくしてしまいます。
このようなことが繰り返された場合、相手はやる気になるでしょうか??
相手のやる気を引き出すには、トレーニングの4ステップの④評価=認めるの段階で、相手ができたことをしっかり認めてあげることです。
ポイントは、最初に相手の〇(できたこと)を伝えることです。些細なことでも認めていきましょう。そのあとに、こうした方がいいよ、今度はこうしてみようか、など間違っているところを指摘します。そうするとすんなりと相手に伝わっていきます。認めることもなく、いきなり指摘から入るから、相手からダメ出し・指摘ととらえられてしまうのです。
認め方にもポイントがあります。
仕事を教える前、相手はその仕事に対して能力は0%です。知らないしやったことがないわけです。仕事を教えて、ここまでできるようになってほしいという能力を仮に100%とします。
何を教えるにしても、教えてすぐに、期待通りの成果が得られるわけではありません。もちろんそれは教える側もわかっているはずです。ですが、教える側が、自分の期待するレベル(100%)と比べて相手を評価してしまうことがあります。
そうするとまだ0%の相手が少しできるようになったとしても、当然100%には到底至りませんから、まだまだこんなにできないことがあると指摘から入ってしまうのです。100%側からの視点で見てしまうと、相手が100%にならない限り、「できていない」と判断してしまいます。
そこで教える側の私たちの視点を変えてみましょう。
100%のレベルと比較するのではなく、その人自身の以前のレベルと比較して評価するのです。教わる人の教わる前や昨日や1週間前と比べると、必ずできるようになっていることがあります。そこを認めてあげるのです。
スタッフのやる気を引き出すには、教える側がどの視点で相手を評価するかで決まります。できる自分やベテランのレベルと比べるのではなく、その人の教える前のレベルと比べてどうか、をしっかり評価してあげることです。必ずできるようになったこと、変化に気づきます。それを伝えてあげましょう。
相手は自分が頑張ってできるようになったことを認めてもらったら、自信がつきますし、モチベーションも上がります。もっと頑張ろうという気持ちになるでしょう。
教え方一つで、相手をやる気にさせることも、やる気をなくさせることもあります。ぜひ、相手のやる気を引き出す教え方を身につけていきましょう。
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