2022.05.27
新入社員の育成を通して部署内の連帯感づくりへ
この春、昇格をして新たに部下を持った方、新入社員の入社でOJTとして初めて後輩を持った方が多くいらっしゃるかと思います。…
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
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Column
2023.02.13
<今回のご質問>
新人スタッフに仕事を教えています。
相手が自信なさそうにしているのを感じます。
どうしたら自信をもって仕事をしてもらえるでしょうか?
このケースの場合、相手に自信を持たせるためには認めることが大切です。コンサルティングをしていて感じるのは、今特に若手の人たちが自分に自信がない人が多いということです。入社して半年ぐらいたった新入社員に研修を行った時にそれを強く感じました。
研修の時に「この半年を振り返ってどうでしたか?」という質問をします。
その時に10年前だと「〇〇ができました」「〇〇がやれるようになりました」とできるようになったことを皆行ってくれました。ところが今は「何もできていません」「同じ部署の方々の足をひっぱっています」といった自己否定的な答えが非常に多いのです。だから今は自信をもたせてあげることが大切です。
そのためには新人に仕事を教えてやってもらったときに「できたね」「やれたね」と一言認める言葉を上司が伝えることです。
自信の無い新人ほど、不安な気持ちでいっぱいです。「自分はちゃんとできるかな。うまくいくかな。ミスしないかな。」と不安です。また、教わったことをやったときにも不安になります。「今のでよかったのかな。自分はちゃんとできているのかな。」となってしまうのです。真面目な人ほど不安な気持ちが多くなるのです。
この不安=自信が無い状態では仕事を覚えるのも遅くなるのです。
それは以前教わった仕事に対して「あれでよかったのかな」と心が引きずられるからです。新しいことを次々に教えていっても不安が大きくなってしまうのです。結果、覚えるスピードが遅くなるのです。
新人に仕事を教えた時に、やってもらったあとすぐに「アドバイス・助言をする」とうまくいかないです。教える側が相手のためにと思って行ったアドバイス・助言が「ダメ出し」に受け取られてしまうのです。
「やっぱり自分のはダメだったんだ」「ああ、自分はダメだ」と自己否定してしまうのです。余計に自信をなくし、ひどいと早期退職になってしまうのです。
これはアドバイス・助言が悪いのではなく、相手が不安な状態のままなのにしてしまうことが問題なのです。「できているかな、どうかな」と不安な状態の時に、アドバイス・助言で「やっぱりダメなんだ」と強く思わせてしまうのです。
自信の無い新人に教える時のポイントは「認める」言葉を一こと伝えることです。
仕事を教えます。そして、やってもらいます。その後に一言「できたね」「やれたね」と伝えてあげることです。そうすると「今のでよかったんだ」「やれたんだ」と感じてもらえ、自信をもつようになるのです。
誰でもできることを、そんなことを言わなければいけないのと思う人もいるかもしれません。最初にお話したように新人の心理状態が昔とは違うのです。昔と違うということは教える側も変わることが大切なのです。
教えてやってもらって認めることで相手はできたと自信をもち、次の仕事を覚えるのに集中できるのです。結果として仕事を覚えるのも早くなるのです。
教える側は相手のためにアドバイス・助言をします。その際に正しく伝わるためには教える側の流れを変えることがたいせつです。
昔の教える⇒やってもらう⇒アドバイス・助言するという流れから
今は教える⇒やってもらう⇒認める⇒アドバイス・助言するという流れにすることなのです。
上の昔の流れだと相手が不安な状態なのでアドバイス・助言がダメ出しになってしまうのです。
今の流れだと相手が安心・自信をもった状態なのでアドバイス・助言が正しく伝わるのです。
アドバイス・助言を素直に受け取り「もっとこうした方がいいよ」ということをやってみようと思うのです。
教える側は、新人に教える時に是非「認める」一言を加えてください。
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