2022.11.04
部下に担当する仕事を「やり切らせる」直属上司の技術
「部下に仕事をやり切らせるためには、どのように指導すればいいのか?とお悩みの管理者の方は少なくありません。 …
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Column
2022.11.10
多くの方からいただいているご質問にお答えしていきます。
<今回のご質問>
仕事を教えているのですがかなりトレーニングに時間をとられています。
効率的・効果的なトレーニングの方法を教えてください。
効率的・効果的なトレーニングの方法はずばり、トレーニングの4ステップに沿って教えることです。
トレーニングの4ステップ
ステップ1:準備
ステップ2:提示
ステップ3:実行
ステップ4:評価(認める)
よくみられるのが、4ステップの中の「2.提示」「3.実行」だけで終わっているケースです。
教えてやらせる、この2ステップでトレーニングとしている方が非常に多いです。
もちろんこれでもトレーニングになっています。仕事を教えていることにはなりますが、今回のご質問のように、効率的・効果的な方法と考えると、2ステップではなく4つのステップを踏むことをお勧めします。
では4ステップの中身を具体的に見ていきましょう。
教える前に何をするのかを決めて相手に伝えましょう。
当たり前のことのように思われますが、案外出来ていないことが多いです。何を教えるのかを決めずに、その場その場、その時の状況で決めていこうとするのです。臨機応変に、と言えば聞こえはいいのですが、行き当たりばったりともいえます。準備ができておらず教える環境が出来ていませんから、効率的・効果的に教えられるはずはありません。
今日は何を教えて、次は何を教えるかをまず決めましょう。
そして決めたことを相手に伝えましょう。教わる側も何をするのかわからない中で教わるのと、何をするのかわかっていて教わるのとでは、吸収が変わってきます。
どうやるのかというやり方と、なぜこうするのかという理由を教えることです。
やり方は言葉だけではなく、必ずやって見せましょう。そしてやり方と理由を伝えた後、必ず確認をしてください。確認は「わかった?大丈夫?」と聞くだけでは不十分です。正しい確認の仕方は、こうです。
「わかった?」と確認して、
「わかりました」と言われたならば
「じゃあなぜこうやるか言ってみてくれる?」と相手に理由をしゃべらせましょう。
本当に分かった人は、こちら側が伝えた内容を言うはずです。ですが、わかっていない人は、しどろもどろになったり、「すみません、もう一度教えてもらえますか?」となるでしょう。
これで、相手が本当に理解したか、していないかがわかり、その場でリカバーできるのです。
これは非常に効率的です。この確認をやらずに先に進んでしまうと、後々になって実はわかっていなかったからもう一度教える、ということになってしまいます。
実行のポイントは、教えてすぐにやらせることです。
今日教えて、次回出社した時にやってみましょう、だと、次回また提示からスタートすることになります。
教わる時にしっかりとメモを取っていても、時間が経ってから書いてあることを見返してみると何のことかわからなかったりすることがあります。教わっている時は理解しているつもりでも、自分がやっていないので身についていないのです。ですから教えたらすぐにやってもらいましょう。
やってもらってできたことは認めてあげましょう。
「できたね、やれたね」のひとことを忘れずに伝えてあげてほしいと思います。
この4ステップの中でポイントは、飛ばされがちな「1.準備」と「4.評価」をしっかりと加えることです。
そして、「2.提示」では、やり方と理由を教えて、確認をすること、「3.実行」では、教えてすぐにやってもらうことです。
このようなポイントをしっかりと抑えると、同じ仕事を教えるにしても、短期間・短時間でできるようになるでしょう。自分の仕事の教え方を改めて振返り、足りない部分があればぜひ実践してみてください。
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