2025.06.30
中小企業の「攻めの経営」を応援!経営力向上計画で設備投資を後押し!!
中小企業の経営者にとって、税金や資金繰りの悩みは尽きません。こうした課題を少しでも軽くできる仕組みが、「経営力向上計画」…
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
会社が成長していけるノウハウをご提供するG.S.ブレインズコンサルティング株式会社
Column
2025.07.23
2025.06.30
中小企業の経営者にとって、税金や資金繰りの悩みは尽きません。こうした課題を少しでも軽くできる仕組みが、「経営力向上計画」…
2025.06.27
高齢化が進む中小企業の経営現場。実は多くの経営者が「そろそろ後継者のことを…」と考えながらも、準備が進んでいないのが実情…
2025.06.11
5月30日、国税庁から「令和6年分の所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等について」が公表されました。 …
2020年に新型コロナウイルス感染症の影響で大きく落ち込んだ中小企業の業況は、2023年第2四半期において1994年以降最高水準を記録するまでに回復しました。これは「中小企業景況調査」の業況判断DIの動きに明確に表れており、建設業からサービス業まで広範な業種で改善が見られました。
しかし、2024年に入ってからは、回復傾向が鈍化し、多くの業種で業況判断DIが足踏みの様相を呈しています。急回復から安定期に入りつつある一方で、外部環境の変化により不透明感が高まっていることが背景にあります。
財務省の「法人企業統計調査」によれば、売上高は2022年第1四半期を底にして増加傾向が続いていますが、その増加幅は縮小傾向にあります。特に中小企業における経常利益の伸びは、大企業との比較で見劣りし、その差が広がってきているのが実情です。加えて業種によっても差が顕著で、建設業などは上昇傾向で推移している一方、宿泊業や飲食サービス業はスケールダウンにより、厳しい状況が続いています。単なる回復ではなく、構造的な改善を図る必要性が見えてきています。
業績における格差の背景には、価格転嫁力の違いがあります。エネルギー価格や原材料費の高騰を受け、それらを価格に反映できる企業は売上・利益を確保できていますが、そうでない企業は利益を圧迫されています。顧客との関係性や市場競争力によって価格設定の柔軟性が異なるため、利益率にも大きな差が生まれています。特に価格競争が激しい小売業や飲食業では、厳しい交渉環境の中で転嫁が難しく、経営改善の足かせとなっています。
こうした状況を踏まえれば、単なる売上拡大戦略だけでなく、利益確保に向けたコスト構造の見直しや付加価値の高い商品・サービスの開発が急務です。国や自治体が実施する補助金制度、たとえば「省エネ補助金」や「新事業創出補助金」などを活用し、生産性向上や業態転換を図ることが今後の経営安定の鍵となります。足踏み状態にある今こそ、支援制度を有効に活用し、自社の強みを伸ばす戦略的な投資判断が求められます。
【参考】中小企業白書│中小企業庁
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/index.html
G.S.ブレインズグループでは、皆様の経営に役立つ情報を定期的に配信しております。
最新情報は登録無料のメールマガジンでお知らせいたします。
無料相談
経営のお悩みなど、まずはお気軽にご相談ください。
弊社スタッフがお客様の状況に最適なサービスをご提供いたします。
03-6417-9627
営業時間 9:30〜17:30(土日祝を除く)
HPを見てお電話した旨をお伝えください
くろじになる