2023.11.03
企業の奨学金返還支援(代理返還)制度の税務上のメリットはご存じですか??
奨学金返還支援(代理返還)制度とは、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の貸与奨学金(第一種奨学金・第二種奨学金)…
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Column
2023.11.30
現在の所得税法では、退職金を受け取った場合における退職所得については、原則として以下の計算式によって算出します。
≪ 退職所得=(収入金額―退職所得控除額)×1/2 ≫
上記の退職所得控除額については、勤続年数にしたがって下記のとおりに計算されます。
・勤続年数20年以下
→退職所得控除額40万円×勤続年数
・勤続年数20年超
→退職所得控除額800万円+70万円×(勤続年数-20年)
つまり現行制度では、勤続年数が20年を超えると、1年あたりの控除額が「40万円→70万円」に大きく増額されます。
このような退職所得の計算構造が「転職などの妨げになる」などの理由により、勤続年数の長短にかかわらず、退職所得控除額を一律にするなどの改正案が浮上していました。
今年度は見送りとなった退職金課税の見直しですが、自民党の宮沢税制調査会長は「10~15年後から始めるのが望ましい」との見解を示すなど、将来において議論が再燃する可能性は十分に残されています。
もし退職金課税の見直しが実行されれば、「サラリーマン増税」に拍車がかかることとなるでしょう。
勤続年数が20年を超える場合の退職所得控除額の縮小について、政府は2024年度の改正を見送る方針であることが明らかになりました。
ただし将来において、同様の議論が再燃する可能性は十分に考えられるため、引き続き今後の動向を注視しましょう。
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