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近藤浩三
G.S.ブレインズグループ代表 税理士
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
会社が成長していけるノウハウをご提供するG.S.ブレインズコンサルティング株式会社
Column
2024.04.10
【前回の記事】自ら考え行動出来る自律人財の育成方法とは
最近様々な経営者からご相談を頂きますが、一番多いのは「うちの社員は受け身なんですよね」という内容です。
「コロナが明けて今がチャンスではあるものの、自分で考えて行動する、チャレンジする自律人財が育っていないのでどうしたら良いでしょうか。」というご相談が非常に多くあります。私たちはその処方箋を持っています。
本日は自律人財・自律組織へと成長するための内容をお伝えします。
いいからやれと行動を指示するのではなく、まず自分の頭で考えてみること、アンテナを張って考え続けることからです。
自分自身で考えながら、もっと違うやり方が無いかなと工夫して施策や取り組みを練ることです。
自分自身の一つの考えをもって上司に相談することです。答えを持たずに上司に教えてくださいと質問に来る部下は受け身人材です。上司も一生懸命に真面目に教えてしまうとより受け身になってしまいます。
まずは自分の考えを整理させてから相談に来させるようにすることが大切です。まあ答えを持たずに質問に来た部下に対して、質問しながら考えさせることです。
相談した内容を踏まえて、最後は自分で行動内容を決めることです。自分の意思で決断することです。言われたからやるというのは受け身人材です。
人財育成で必ずお伝えするのは、「仕事の組立」です。仕事は出口がどこか、出口から現状を捉え、どう出口まで進めるかのステップを組み立てます。仕事を行なうときには必ず組み立ててから行動に移すことです。相談して決断する中で、出口に対する答えを持ち、取り組む内容を組み立てることが重要です。
仕事が出来る人は自分だけが出来るのではなく、様々な人を巻き込んでチームとして動ける人です。自分が組み立てた内容を見える化・可視化して、みんなで話し合いながら巻き込んで取り組むことです。
行動した後は、やりっぱなしではなく組み立てた内容を振り返ることです。振り返ることで結果が出るまでやり切らせていきます。要するにPDCAサイクルを回すということです。
自分の頭で考え、決断し行動する。また組み立てた内容を可視化してみんなを巻き込んで取り組む。この取り組みをする人財が自律人財です。
上記自律人財へと育成するためには、日々の部下とのコミュニケーションの取り方が大切になります。一番はいかに「クセ付け」をしてもらうかです。
部下から何か相談があった際は、「〇〇さんはどう考える?」と毎回質問をすることが必要です。こちら側がすぐに答えを言ってしまうと、部下は上司に答えを求めてしまいます。
毎回質問することや、一度考えてもらった内容を「なぜそう考える?」と3回深掘りして質問することで、部下も考え続けるクセとなります。
質問しながら行動内容を考えてもらうこと、決めた行動内容を可視化してもらうこと等を一つ一つ繰り返すことで、3ヶ月後には部下は劇的に変化するでしょう。ただそこまでは時間がかかります。自分自身の時間も取られるでしょう。結果的に早いからと答えを伝えてしまうと受け身人財に戻ってしまいます。
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