2023.01.27
定着率を上げる取組み①
「アルバイトやパートが入社しても数日でやめてしまう…」 「新人スタッフが店舗になじめなず不安そうにしている…
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
会社が成長していけるノウハウをご提供するG.S.ブレインズコンサルティング株式会社
Column
2023.04.24
マーケット縮小の時代は続きます。
マーケット縮小の時代で店舗に一番影響するのは、働く人が集まりにくいということです。この時代に大切なことの一つは店舗の定着率を上げることです。定着するお店に働く人は集まります。定着率を上げるために何をすればよいのかを今回も考えていきましょう。(図1)
新人スタッフに対して大切なことは不安をなくすことです。
入ったばかりの時には「このお店でやっていけるかな」「この仕事やっていけるかな」と不安です。入店後、最初におこなう初期トレーニングの際に仕事を教える側の接し方が大切です。
教える側が不安を高める接し方をするのか、それとも不安を取り除くことができるのかが鍵になるのです。不安が高まれば当然ですが早期離職してしまうのです。不安をなくす初期トレーニングの仕方をみていきましょう。(図2)
新人スタッフの不安をなくすために、初期トレーニングをする際には次の4つのステップを行うことが効果的です。(図3)
1)準備⇒何をするのか=何を教えるのかを決めて伝える。
2)提示⇒やり方と理由(=なぜそうするのか)を教え、確認する。
※確認⇒伝わっているか相手に話してもらう。
3)実行⇒教えたことをすぐにやってもらう。
4)評価⇒やってもらったことを認める、感謝する。
特に大切なのは「準備」と「評価」です。
最初に「準備」では、何を教えるのかを伝えることです。何をするのかわからないと、不安なまま仕事を教わることになります。気持ちが不安なままだと、仕事内容の理解や行う時にどうしてもためらいがでてしまいます。覚える、行うのが遅くなってしまうと、さらに不安になるのです。最初に今日は何を教えるのかを伝えることで、安心してもらうことです。(図4)
つぎに大切なのは「評価」です。
新人スタッフが仕事を教わり自分でやってみます。その際に新人スタッフは「今ので大丈夫かな。良かったかな。」と不安になってしまうのです。
不安な状態では、結果として仕事を覚えるのも遅くなるのです。次に何かを教わったとしても「さっきのはあれでよかったのかな」と心が揺れて次に教わることに集中できないからです。結果、覚える・できるスピードが遅くなるのです。
さらに新人スタッフに仕事を教えた時に不安を高めてしまうのは、やってもらったあとすぐにアドバイス・助言をすることです。
教える側が新人スタッフのためにとアドバイス・助言をすれば、相手から「ダメ出し・否定」に受け取られてしまうのです。「やっぱり今の自分のはダメだったんだ」「やっぱり自分はこの仕事ダメだな」と考えてしまうのです。アドバイス・助言をすればするほど自信をなくし、早期退職してしまうのです。
これはアドバイス・助言をするのが悪いのではなく、相手が不安な状態のままなのにアドバイス・助言をしてしまうことが問題なのです。新人スタッフが「自分はおそわったことがちゃんとできているかな」と不安な状態の時にアドバイス・助言でダメ出し・否定と受け止められて「やっぱりダメなんだ」と強く思わせてしまうのです。(図5)
【関連記事】新人に自信を持たせる仕事の教え方
新人スタッフに対して教えたことをやってもらったあとに「認める」「感謝する」言葉を一言伝えることです。仕事を教えてやってもらった後に、教える側が一言「できたね」「やれたね」「ありがとう」と伝えることです。この一言で新人スタッフは「自分もできた」「今のでよかったんだ」と感じてもらえ安心するのです。安心するので教える側からのアドバイスや助言を新人スタッフは自分さらによくなるためと素直に受け取るようになるのです。
教える側がアドバイス・助言をする時には教える⇒やってもらう⇒認める・感謝する⇒アドバイス・助言するという流れにすることです。(図6)
新人スタッフへの初期トレーニングへの教える側の関わり方で、定着か早期離職か決まります。最初の対応がとても大切なのです。
<ポイント>初期トレーニングでは教える側が「準備」「評価」を行うこと!!
G.S.ブレインズグループでは、皆様の経営に役立つ情報を定期的に配信しております。
最新情報は登録無料のメールマガジンでお知らせいたします。
無料相談
経営のお悩みなど、まずはお気軽にご相談ください。
弊社スタッフがお客様の状況に最適なサービスをご提供いたします。
03-6417-9627
営業時間 9:30〜17:30(土日祝を除く)
HPを見てお電話した旨をお伝えください
くろじになる