2021.07.26
中小企業はPDCA会議で変わる!効果的な業績検討会議の方法とそのポイント【前編】
従業員数100名程度までの会社で、「業績検討会議」=「PDCA会議」が毎月定期的に開催されている割合がどの位あるかご存じ…
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
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Column
2021.06.21
多くの会社がPDCAを回すことを実践されていると思います。ではPDCAが機能しているでしょうか?PDCAが機能しているかどうかを見るには「数字が変化」しているかを見ることです。
数字、例えば売上・客数・客単価・売上原価・人件費・成約率・成約件数・定着率等、望んでいる数字へ変化しているか変化しつつあるのかです。数字が変化しているならば機能しています。数字が変化していないなら実は機能していないのです。
PDCAが機能していないということは考える人・組織になっていないということです。PDCAを回すのは「人」です。PDCAが機能していない=数字が変化しないのは回している人があまり深く考えずに行っているからなのです。
PDCAを回していても数字が変化しないのは「PDCAを回している」と勘違いしているからです。
「うちはPDCAをしっかりと回しています」とおっしゃる方に「なぜ回っていると思いますか?」とお聞きすると「うちは営業会議を毎月行っていますから」とか「毎週月曜日に営業の進捗ミーティングを行っていますから」と返ってくることがあります。
会議やミーティングを定期的に行っているからPDCAが回っているのではないのです。「うちは報告書類がしっかりしていて毎週営業報告を提出してもらっています」というお話をお聞きすることがあります。これもツール(帳票類)があるから必ずしもPDCAが回っているとは限らないのです。
先ほどお伝えしたように数字が変化しているのかどうかを見ていくことです。
ではなぜPDCAが機能していないのでしょうか?
その原因は二つです。
一つはPDCAが回る環境ができていないことです。PDCAが回る環境とは回すためのルールと回すためのツール、つまり「仕組み」があるかです。毎月決められた日に行う定期ミーティングまたは会議があるでしょうか?また、会議やミーティングを行う時に提出する帳票類があるでしょうか。これらがないとPDCAは機能どころか回りません。この仕組みを整えることが一つです。
もう一つはその仕組みがPDCAを回す「人」を育てる内容になっているかどうかです。PDCAを回す人を育てるとはPDCAを回しながら考える力を強くし成果の出せる人にする内容になっているかどうかです。ここがないとPDCAが機能しないのです。先ほどの会議・ミーティングを行っておりツールもあるのに機能していないのはこの内容を見直すことが必要なのです。
数字が変わるPDCAにするためには
①仕組みをつくる
②人が育つ内容にするのこと
を社内で行っていくことです。
仕組みをつくるのは会議体を見直します。毎月(毎週)決められた日に会議・ミーティングを行うようにします。その際には会議の目的や取組みを整理していくとよいでしょう。
整理する内容は
・会議名 ・頻度 ・開催日 ・場所 ・時間帯 ・目的 ・具体的な内容 ・参加者 ・使用帳票類 ・会議後のフォローなど
会議・ミーティングはできるだけ時間を短くすることがポイントです。半日や一日の会議・ミーティングでは継続が難しくなり生産性も落とします。また、会議・ミーティングで使う帳票類も統一して整えることです。
人が育つ内容にするには会議・ミーティングで使う帳票類の内容を考えます。PDCAを回す人の頭の中身がわかる=見える化されている帳票類であるということです。どんな計画を立てて、何を実行し、実行したことに対してどう振返り、次にどういう打ち手にするのかが一目でわかる帳票類にします。それとともに会議・ミーティングではPDCAを回す人に対しての周りの知恵が集まる進め方を行うことです。
この二つを整えることでPDCAが機能し始める=数字が変わり始めるのです。
<ポイント>社内でPDCAが機能する流れにすること!
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