2021.08.06
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Column
2021.08.13
厳しくなればなるほど何とかしなくてはならず、いろいろな手を打つことになります。その時に大切なことの一つは「軸」を忘れないということです。
目的は経営理念の実現と追求です。そのための数字(利益・売上)です。そして、数字はお客様・取引先様に喜んでいただく満足していただくことです。このことを改めて全員に理解していただくことです。
数字が思うようにでなければ会社のためを考えて何とか数字を出そうと皆考えて行動します。数字を追いかけることは大切です。ただそれはあくまでお客様・取引先様に喜んでいただく満足していただくという前提があってのことです。この前提がなく数字だけを追い掛ければ結果として数字はついてこなくなるのです。
お客様・取引先様が何を望んでいるのか何を欲しているのかを考えなければお客様と取引先様は離れていくことになるのです。例えば売上を上げたいからといって単価の高い商品をお勧めしたら相手(お客様・取引先様)はどう感じるでしょうか?自分(お客様・取引先様)のことを考えていると思うでしょうか?結局お客様・取引先様には売上を上げたいからと感じさせてしまうのです。
数字が厳しくなればなるほどお客様・取引先様を考えることが大切です。
また、数字がなかなか出ない時には問題点・課題点をあげてそれを改善します。これはとても大切なことです。ただ、問題点・課題点「のみ」を見ていると数字はなかなか変わりません。どんな状況にあっても「〇」も見ることです。「〇」とはうまくいっていること、やり続けていること、やりはじめて結果がでていることです。どうしても数字が出ないとこの「〇」を見なくなってしまいます。
問題点・課題点のみを見ていると何が起こるのでしょうか?まず、一人ひとりのモチベーションが下がります。問題点・課題点「のみ」を見ているとうちの会社・部署・店舗はこんなにひどいのか、こんなにダメなのかと考えてしまうのです。ダメなところしかないと思ってしまうと「こんなにダメなら何をしても意味がない」「うちは大丈夫なのだろうか」と悲観的に考えてしまいます。
この状態で「よし改善しよう!」となるでしょうか?この悲観的な気持ちで改善するので結果が出にくいのです。だから「やっても変わらない」「やっても意味がないのでは」というようになってしまいます。
「〇」を見ることで「こんな状態でもうちにはいいところがある」「結果がでているところもある」という気持ちになるのです。この一人ひとりの「気持ち」がどうなのかが「改善」に大きく影響します。
もう一つ起こるのはせっかく「うまくいっていること」や「やりつづけていること」などに気づくことができずに辞めてしまうことです。
例えば、ある部署では毎朝朝礼をしていました。朝礼では情報共有や前日の振返りをしていました。ある時数字がなかなか出ないので部署全体で問題点・課題点を洗い出し改善しようということになりました。その時に改善するために一時この朝礼をやめようということになったのです。その結果部署内での情報共有が弱くなりました。そのため部署内での誤解が増え、また振返りをしていないので同じミスを繰り返すことが起こるようになったのです。せっかくの「〇」が消えてしまったのです。これはとてももったいないことです。
「〇」も見ていくことです。どんな状況になっても必ず「〇」はあります。
数字が厳しくなればなるほど大切なことを忘れがちになります。改めて大切なことを考えて行動していきましょう。
<ポイント>数字が厳しい時こそ「軸」と「〇」を忘れないこと。
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