2022.06.08
人を育てるために大切なこと:聞く力
部下と良好な関係を築いていくために高度なスキルは必要ありません。日々のコミュニケーションの中で、「部下の話を聞く」ことを…
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
会社が成長していけるノウハウをご提供するG.S.ブレインズコンサルティング株式会社
Column
2022.06.17
皆さまこんにちは。G.S.ブレインズコンサルティング(株)の鈴木と申します。
先日ある管理者から部下育成についてご相談を頂きましたので、そちらをお伝えさせて頂きます。
日々部下を指導すること、業務を教える中で上記のような壁にぶつかる方は多いのではないでしょうか。部下が同じ失敗を繰り返さないためにも2つのポイントを抑えることが大切です。
相手により具体的にやり方・手順を教えたからと言って相手が理解しているかどうかはわかりません。部下一人一人の理解力は違い、こちら側が「言ったつもり」「伝えたつもり」になっていても相手に伝わっていない、理解されていないことはよくあることです。なぜならそれは「つもり」だからです。
こちら側が伝えた内容は100%あるうちの60~70%しか理解されていないものです。この「コミュニケーションギャップ」が必ずあるということをまず前提に捉えておくことがまず必要です。
「うちの部下はそんなことはない」と思っていると、結果的に思い込みや決めつけになってしまっていて、コミュニケーションがうまく取れないこともあります。答えは相手が持っています。理解しているかどうかも相手が持っています。わかっているだろうではなく、理解しているかどうかを確認する必要があります。
では、このコミュニケーションギャップを埋めるためにはどうすれば良いでしょうか。
それは相手に伝えた内容を説明させることです。どの場面でも同じですが、インプットした内容をいかにアウトプットさせる場を作るかが大切です。
自分自身の中で理解し切れていないと、伝えた内容と違う内容を話していたり、少しズレた内容を話していたりすることがあります。その時にコミュニケーションギャップに気付くことが出来、修正することが出来ます。
もう一つ大切なポイントは、一つ一つの依頼業務に必ず「目的」を伝えること、理解させることです。同じ失敗を繰り返す場合、「なぜそのやり方をしなければいけないか」という目的を理解していないケースが多くあります。結果的に考えずに行動してしまい、失敗に繋がってしまいます。
仕事一つ一つには必ず「目的」があります。朝礼をすることにも「目的」があります。あいさつすることにも「目的」があります。日報を書くことにも「目的」があります。この目的を正しく伝えず、もしくは理解させずに業務を進めてしまうと上手くいきません。必ず「なぜするのか」という目的を添えて説明することです。
またその目的を理解させるためにもこちら側から伝えるだけではなく、相手に話をさせることです。「なぜこの手順ですると思いますか?」と相手に質問をして答えさせることも大事です。自分の言葉で説明させることでより理解度も増すでしょう。
こちら側から一方的に伝えても相手は理解し切れないことが多くあります。いかに相手の口から話させるか、アウトプットさせるかが相手の理解度を高めること、そして行動に繋げることにおいて非常に大切になります。
部下育成に関するお悩みや疑問などがありましたら、ぜひこちらにお寄せください。
「成長の三要素Q&A」宛
G.S.ブレインズグループでは、皆様の経営に役立つ情報を定期的に配信しております。
最新情報は登録無料のメールマガジンでお知らせいたします。
無料相談
経営のお悩みなど、まずはお気軽にご相談ください。
弊社スタッフがお客様の状況に最適なサービスをご提供いたします。
03-6417-9627
営業時間 9:30〜17:30(土日祝を除く)
HPを見てお電話した旨をお伝えください
くろじになる
部下に仕事のやり方などを具体的に伝えても、同じ失敗を何度もします。どうアドバイスすればよいのでしょうか?