2022.06.17
同じ失敗を繰り返す部下の育成法
部下や新人が何度も同じミスを繰り返すときの原因は、こちらが伝えたいことが相手に正しく伝わっていない、相手がその業務を行う…
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
会社が成長していけるノウハウをご提供するG.S.ブレインズコンサルティング株式会社
Column
2022.07.06
多くの方からいただいているご質問にお答えしていきます。
<今回のご質問>
自分の部下たちは「あたりまえ」のことが継続しません。注意した時には皆するのですが、気づいたらまたできないようになっています。どうしたら継続してくれるでしょうか?
「あたりまえのこと」とは、例えば、「おはよう」「お疲れ様」などの日々の挨拶やねぎらいの言葉、何かしてもらったことに対して必ず「ありがとう」と感謝の気持ちを言葉で伝える、など人として当たり前の行動のことです。このあたりまえがなかなか継続できないという問題は多くの職場で起こることです。このあたりまえを継続できるようになるために取り組むことは、2つあります。
一つは自己チェック、もう一つはできていることを上司が認める、ということです。
あたりまえのことは、多くの人が軽く考えがちです。それはなぜなら出来ていて当たり前と思っているからです。ですから、日々自分はみんなに挨拶できていたかどうか、小さなことでも「ありがとう」と感謝を伝えているかどうか、「お疲れ様」とねぎらいを伝えているかどうか、そんなことを振り返ったり、確認したりしないのです。
ですがそうなると、自分はやっているつもり、出来ているつもりになっていますから、たとえ出来ていなくてもそこに気づくことはありません。
逆に、あたりまえの行動一つひとつを大切に考え、自分の行動を振返り、確認する人は、もし出来ていなかったことがあればそこに気づきます。
「あ、忙しくてAさんについありがとうと言い忘れてたな」「今朝Bさんと目が合ったのに忙しくて挨拶できてなかったな」など、小さなことに気づくのです。そして、次の日から意識し変えていくことができます。
あたりまえのことを当たり前にやっていくためには、定期的に振返り、確認する機会をつくっていくことがとても大切です。例えば、1週間に1回でもいいですし、1か月に1回でもいいです。決めてそこで出来ているか出来ていないかの自己チェックをさせましょう。
あたりまえのことができている時は誰も何も言わないものです。挨拶、ねぎらい、感謝、返事、、、どれも出来ていることが当たり前に思えるので、それが出来ていても「出来ているね」とほめられることはないでしょう。
ですが、逆に出来ていない時は注意されます。いつも挨拶をしない人は、いづれ上司から注意・指摘されるでしょう。褒められることはなく注意だけはされるのですから、それが何度も続けば、嫌気がさしてだんだんいい加減になってきます。しまいにはやらなくなってしまう人もいるでしょう。
あたりまえのことが出来ている、やり続けているということは、少なからず本人は意識してやっています。頑張っているということです。それを上司が認める姿勢を持つことが大切です。
認めるとは、日々の会話の中に「Aさんは挨拶がいいね」「Bさんは返事が大きくて気持ちがいいよ」などとひとことを伝えるだけです。それを伝えるだけで、相手は自分の頑張りをわかってくれている、見てくれていると感じるでしょう。そして、自らの意思で継続していきます。
ぜひ、あたりまえのことを軽く考えず、大切に考えてみましょう。そして、一人ひとりに定期的な自己チェックをさせ、できたことに対して上司からひとこと声をかけてあげましょう。
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