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非常に厳しい外部環境が続いています。誰もが経験したことのないことが次々に起きています。この状況を乗り越える為に何が大切か、それは「軸」を持つことです。前回のメールマガジンで「軸」についてお伝えいたしました。(図1)今回は「軸」にそって何を実践するのかを考えていきます。

人=土台づくり
「軸」の中での最初の取組みは人=土台をつくることです。一つのチームになることです。(図2)

一つのチームになるためにはこのメールマガジンでお伝えしてきたように「理念の共有と実践」が大切です。働く一人ひとりの価値観を共有すること、そしてそれを皆で実践することです。
次に行うことは「人間関係づくり」です。この厳しい環境を乗り越えるには人間関係の良いチームをつくることです。一つにならなければ乗り超えられないのです。
職場で行う人間関係づくり
良い人間関係をつくるにはどうしたらよいのでしょうか?この質問をした時に多い答えは「コミュニケーションをよくとる」「話す機会を増やす」「話を聴く機会を増やす」「相手を理解する」「自分を理解してもらう」というものです。これらは良い人間関係をつくるためには必要なことです。ですが、これらの前に行わなければならないことがあるのです。
人間関係づくりの優先順位
一番優先順位が高いのは「人としてあたりまえのこと」です。(図3)

「あたりまえ」過ぎて忘れてしまいがちです。人はあたりまえのことほど軽く考えてしまいます。あたりまえすぎて改めて自分自身ができているか確認したり振返ったりすることがないのです。だから自分ではやっていると思っていても周りからはできていないと思われていることがあるのです。
もし、あいさつもまともにできない、返事もしっかりとできない、「ありがとうございます」を言ったところを聞いたことがない人がいた時にその人と人間関係をつくりたいと思うでしょうか?できれば関わりたくないと思うのではないでしょうか?
ステップ1:人間関係の土台作り
人間関係づくりの第一歩はあいさつ、返事、ねぎらい、感謝等の人として当たり前のことを改めて振返ることです。例えばベテランのスタッフや身近にいる人に対して普段「ありがとう」を伝えているでしょうか?身近な人ほど伝えていないことがあるのです。そこから人間関係は崩れていきます。
振返りには振返りシート(図4)を活用します。

この1ヶ月を振返って自分自身どうだったのかをまずは%で振返ります。全員にできたら100%、誰にもできなかったら0%としてその間で自分が何%をつけます。次にきづいたこと、意識することを書いていきます。この振返りをするだけでも多くの気付きがあるでしょう。
またこのあたりまえのことは少しでも意識しただけで言動が変わり、周りの人もその変化にすぐに気づくでしょう。あたりまえのことができているのが人間関係づくりのポイントです。
<ポイント>人間関係づくりはステップ1「人としてあたりまえ」のことを振返ることからはじめる!