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落合嘉寛
G.S.ブレインズコンサルティング株式会社 マネージャー
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
会社が成長していけるノウハウをご提供するG.S.ブレインズコンサルティング株式会社
Column
2018.10.19
今回は飲食店を取り巻く環境を見ていきましょう。改めて言うまでもなく今、日本の人口は減り続けています。人口が減り続けているということは「お客様」が減り続けているということです。では飲食店舗の数はどうでしょうか?全国どこへ行っても経営者の方からお聞きするのは飲食店舗数が減っていないということです。お客様全体の数が減っているのに関わらず、飲食店舗の数はそれほど変わっていないのです。厳しい時代だなとか難しい時代だなと感じる方・感じている方もいらっしゃるかもしれません。私たちは反対にとてもわかりやすい時代になったと感じています。わかりやすいとはどういうことでしょう?それはお客様が「正直になる」時代になったのです。
お客様が「正直になる」とは、お客様が「行きたいお店に行く」時代になったということです。何をあたりまえのことをと思ったかもしれません。ところが以前はお店の数が少なく仕方なく行くこともあったのです。例えば、以前なら年始の初詣帰りに開いている飲食店はとても少なかったです。スーパーも開いておらず、コンビニエンスストアもない時代は仕方なく開いている飲食店に入るということがありました。私自身も仕方なく入るという経験がありました。食事するにはそこしかないからです。旅行に行った時も今のようにすぐにスマートフォンで近隣の飲食店がどこにあるか、何があるのかわからない時代にはとりあえず見つけた飲食店に入ったこともありました。
ただ今は飲食店の数が多く、情報もあふれている時代です。お客様は行きたいお店にいく時代なのです。行きたくないお店には絶対に行かないのです。ここを店舗で働いているスタッフが理解しているかどうかが大切なポイントです。
自分(自社)のお店は皆お客様が行きたいお店になっているでしょうか?コンサルティングを通して感じるのは利益・売上が低迷しているお店は総じてお客様が行きたくないお店になっています。例えば、スタッフに笑顔がない、スタッフが暗い、トイレが汚い、呼んでも来ない、料理提供の時間が遅い(しかも一声もない)などです。大切なのはお客様の行きたいお店になっているのかを再度見直すことです。
<ポイント>利益・売上が上がっているお店は「お客様の行きたい、また来たいお店」になっている!
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