経営に役立つコラム

Column

2019.07.08

職場で良い人間関係を築く第3のステップ

人間関係づくり【第3ステップ】
人が育ち、利益・売上アップ!成長の三要素による『飲食店経営』法 第19回
前回は人間関係づくりの第2ステップ「関係づくり」をみてきました。相手を知ることの大切さを見てきました。今回は第3ステップをみていきましょう。

第3ステップ関係強化

第3ステップでは働く仲間の「仕事に関しての会話」を行います。具体的には働く仲間が仕事に対してどう思っているのか、どう考えているのかを知ることです。ここを知らないと働く仲間を育てることが難しくなります。相手のことを知ったうえでどうするかが育てるうえで必要です。 第3ステップを行う際には前々回の「土台作り」、前回の「関係づくり」の言動を行っていることが大前提になります。

関係がつくられていることで働く仲間は私たちに対して心を開きます。正直に思っていること、感じていること、考えていることを話すのです。この「正直に話してくれる」ことが大切であり、何を話しても大丈夫という関係がつくられていることがポイントです。私自身の失敗として店長をしていた際に3年目の部下に目標を聴きました。部下からの答えは「店長になりたい」です。部下を店長にするためにいろいろと取り組みましたが結果として部下は退職してしまいました。退職する際に言われたのが「店長になりたくなかったのに無理やり店長にさせられそうになった。」でした。これは上司である私が部下と関係ができていないのが問題です。部下に正直に話すことができる環境をつくっていなかった上司である自分の責任なのです。この第3ステップは正直に話し合える関係であることが大切です。

仕事の話

第3ステップでは仕事に関することを聴いていきます。目的は働く仲間を育てるためです。そのためには相手のことを知ることです。第2ステップと違い「仕事」に関して知ることです。部下のことで知るべきことは

・入社理由 ・過去の仕事上の成功体験 ・現状の仕事の得意分野、苦手分野

・将来挑戦したい仕事 ・仕事の目標(1年後) ・仕事でやりがいを感じる時 

・長所 ・伸ばしたい能力 ・当社で働く目的(なぜうちの会社か)・なぜ、この仕事か

の10項目です。

この時に大切なのは上司である自分がこう思うという推測ではなく、相手から直接聴くことです。私自身の経験上、推測=思い込みになっていることが多くあります。思い込みは相手とのギャップが生まれ、あとでうまくいかなくなります。必ず直接聴くことです。聴くのは面談形式でも構いませんし、立ち話でも構いません。一回で全てを聴かなくても構いません。聴きやすい内容から一つひとつ聴き、結果として全てを知っていることです。必ず聴いた内容は記録に残しましょう。その際にいつ聴いたのかも書き留めておいてください。人の心=気持ちは時間が経てば変わります。定期的に聴き変わったならば内容を更新していくことが大切です。

聴くときのポイント

第3ステップの内容を聴くときのポイントは「絶対に否定しない」ことです。話を聴きながら「えっ」と感じたり、「それではダメだよ」と思ったりすることもあります。それを言わないことです。せっかく相手は正直に気持ちを話してているのに否定した瞬間にもう正直に話さない!となってしまいます。全てを受け止めてください。

次回はどう活用するのかを見ていきましょう。

<ポイント>人間関係づくり第3ステップ、仕事に関することを聴き、相手を知る・理解すること!

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落合嘉寛

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落合嘉寛

G.S.ブレインズコンサルティング株式会社 マネージャー

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