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落合嘉寛
G.S.ブレインズコンサルティング株式会社 マネージャー
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
会社が成長していけるノウハウをご提供するG.S.ブレインズコンサルティング株式会社
Column
今回は「考える力を強くする」についてみていきたいと思います。(図1)が成長の三要素経営全体図です。この全体図を捉えながら進めていきます。
成長の三要素経営の目的は「理念の実現と追求」です。そのための「利益・売上」です。この順番を間違えないことです。目的を達成するための始まりは「人」です。自分が「理念」を理解し実践すること。そして、働く仲間も同じく「理念」を理解し実践することです。成長の三要素経営は「理念」で始まり、「理念」で完結します。言い換えると「人」で始まり、「人」で完結するのです。だからこそ「人」の育成がとても重要なのです。
育成には大きく二つあります。(図2)「仕事を教える」ことと「人を育てる」ことです。仕事を教えるには仕事の基本を整理します。仕事の基本は「やり方(=ルール)」であり、それを補助する「ツール」を作ることです。例えば作業手順書や接客マニュアル等に整理していきます。「ルール」や「ツール」が整理されていないと仕事を教えるのに時間がかかってしまいます。「ルール」と「ツール」を整理し「仕組み」にしていくことが大切です。ここは別の機会に詳しく見ていきましょう。
「人を育てる」とは「人」として成長を促すことです。自分中心ではなく、会社の考え方・想いを共有する人財にすること。自分勝手ではなく相手から考えていくことができる人財にすることです。ここは「仕事を教える」とは違い時間がかかります。1回行ったからできる訳ではないのです。あきらめずに繰り返し繰り返し行うことが大切です。具体的に何をすればよいのかというと「考える力」を強くすることです。
「考える力」が強い人の共通点は次のようになります。
・いろいろなことに気づく
・話が具体的でわかりやすい(相手に合わせた言葉・内容)
・受け止める(年上・年下・上司・部下関係なく言われたことを)
・ポジティブ(前向き・できる方法を考える)
・当事者意識(誰か何かのせいにせず自分が何をするのかを考える)
・夢目標がある(短期・長期)
・学ぶ(自らの意志で)
・許す(周りの失敗やミス)
・自律(働く仲間・お客様に理念に沿った行動ができる)
・感謝(些細なことでもありがとうを伝える)
考える力が弱い人はこの反対の言動をします。一つひとつ注意しても改善しません。考える力を強くする以外に解決法はありません。大切なのは「一人ひとりの考える力を強く」することです。次回は具体的に何をすれば良いのかを見ていきましょう。
<ポイント>
一人ひとりの「考える力」を強くすること!
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