2022.03.09
共育の時代
人を育てることの大切さは誰もがわかっています。人の成長が会社の成長につながるからです。人が成長=変化することで、会社が成…
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
会社が成長していけるノウハウをご提供するG.S.ブレインズコンサルティング株式会社
Column
2022.05.27
新入社員に限らず部下の成長を促すこと、部下のモチベーションを上げるためには、まず管理者自身が部下一人一人に対して「どうなってもらいたいか」という出口(目標)を設定することが必要です。
部下に対しての育成目標が明確であることで、目標達成のために「何から教えるか」という指導内容も明確になります。部下自身にも目標を設定してもらうことが大切ですが、まずは育てる側の管理者が部下一人一人に目標を設定することです。
既存の社員の場合は、今までの経験や技術レベルで目標設定は異なってきますが、新入社員の場合は皆さん横一線です。そのため、部署のメンバー全員で新入社員の目標を設定してみてください。
ここで大切なのは「部署のメンバー全員で」ということです。
具体的には以下の通りです。
①6ヶ月後までにはどういうことが出来るようになってほしいかをあるだけホワイトボード等に書き出す(業務レベルだけではなく、挨拶がきちんと出来る・電話応対が出来るということも含めて書き出す)
②書き出した内容を整理し、月別に取組内容として整理する。
③取組内容に整理したものに対して担当者を決める。(出来ればみんなに担当が割り振られるように設定する)
どうしても新入社員の育成となると、「OJTの社員の役割、上司の役割として指導に参画しない」もしくは「聞かれたら答えるけど」というスタンスの社員が出てしまいます。そうではなく、「どんな社員に育てたいか」を部署みんなで話し合ってもらうことや担当者として一人一人に役割を与えることで、新入社員の育成に一人一人が当事者意識を持つこと、また部内全体で新入社員を育てようと連帯感を持つことに繋がります。
あとは上司である管理者が上手く担当者毎で連携が取れるようフォローをすると良いでしょう。
人に教えることで、自分自身を見直す機会にもなることや自分自身の更なる成長に繋がります。この育成の機会を特定の人に任せるのではなく、部署全体で取り組むことで一人一人の成長、部署全体のチーム力強化の機会にしてください。
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