経営に役立つコラム

Column

2023.03.08

部下が飛躍的に成長する育成方法

「指示待ち人間から脱却して、自分で考えて行動できるようになってほしい」
「言われたとおりにやるのではなく、自分なりに工夫して仕事に励んでほしい」
上記のような、『部下に自分で考える自律型人材として成長してほしい!』という管理者からのご相談を非常に多くいただきます。

部下に自律型人材として成長してほしいと考えたときに、上司が意識したいポイントはたくさんあります!
その中で今回は、部下に自分で考えることを促す"話の聞き方"についてお伝えいたします。

動画│管理者育成~部下が飛躍的に成長する育成方法~

皆さまこんにちは。G.S.ブレインズコンサルティング(株)の鈴木と申します。
今回は部下が飛躍的に成長する育成方法についてお伝えいたします。このことを徹底的に行動することで部下が今の倍以上成長します!

自ら考えて行動する人財へと育成する

ある管理者からのご相談です。

私の部下は私が指示しないとなかなか行動してくれません。もっと自分で考えて工夫しながら行動してほしいのですが。どうすれば良いでしょうか。

このように悩んでいる管理者は多くいらっしゃいます。自ら考えて行動する人財へと成長させるためには、「何かを教えるのではなく、部下にとことん考えさせるよう聴くこと」です。

管理者として大切な傾聴理解力

管理者に必要な能力の一つとして「傾聴理解力」があります。

傾聴は部下の話にしっかりと耳を傾けて聴く姿勢を取ることです。この姿勢だけで、結果的に自分の話にすり替えてしまうと部下は冷めてしまいます。

理解とは、傾聴した内容に対して、部下が何を言いたいか、なぜその話をしているかを理解しようとしていること、受け止めようとすることです。

部下が相談してくることや困っていることに対して、決めつけて教えてあげようとすることや、年齢が離れている部下に対して教えてあげようとするとギャップが生まれてしまいます。

大切なことは、上司が答えを提示してあげるのではなく、部下に質問を投げながら部下の話を聴くことです。
答えを提示してしまうと部下は上司に答えを求めてしまい、受け身体質になってしまいます。質問して考えさせるクセをつけることが大切です。
仮に忙しい時に答えをすぐに言わないといけないときも、終わった後になぜその行動だったかを質問して考えさせる場を作ることです。

部下の話を聴くときのポイント

部下の話を聴くときには自分の「言葉」「行動」「態度表情」に注意することです。

そして、
・部下の話を否定せずに受け入れること
・相手の考えを質問しながら聞き出すこと
・聴くことに徹すること

です。

考えがズレていることもありますが、否定せずにしっかりと受け止めながら質問してそのズレに自らで気づかせることです。
結果的に相談するときに自分なりの答えを持ってくるようになりますし、回数を重ねることで精度を上げることに繋がります。

経営に関するお悩みや疑問などがありましたら、ぜひこちらにお寄せください。

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鈴木 優

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