経営に役立つコラム

Column

2025.01.10

自分の主張ばかりの部下との向き合い方

自分の主張ばかりの部下との向き合い方
皆さま、こんにちは。日々管理者層の研修をさせて頂く中で頂きました質問について本日はお伝えさせて頂きます。

動画│自分の主張ばかりの部下との向き合い方

自分の主張ばかりの部下との向き合い方

【質問内容】
自分の主張ばかりの部下とどう向き合って理解させればいいですか?

自分の理屈や不満を中心に主張する部下と接する場面は少なくありません。しかし、そのような部下とも向き合い、同じ方向を目指して進むことが大切です。以下のステップを意識することで、解決に繋がるかと考えます。

前提として・・・相手に「変わってもらう」という考えを見直す

人を変えることは非常に難しいものです。私自身、日々の業務で「過去」と「人」は変えられないと感じています。重要なのは、相手を変えるのではなく、自分のアプローチを変えることです。この意識を持つことで、お互いに良い関係性を築くことが出来ます。

①部下の考えを理解しようとする、寄り添おうとする

部下が何を考え、何を求めているのかを理解することから始めます。人は誰しも承認欲求を持っていますが、自分の主張が強い部下は特にその傾向が強い場合があります。多くの場合、自分の意見が十分に聞き入れられていないと感じているのです。

「なぜそう考えるのか」「どういう背景があるのか」を知るために、傾聴理解力が必要です。相手の話にしっかりと耳を傾け、まずはその考えに寄り添うことを心がけましょう。自分の話を聞いてもらえるだけで、気持ちが落ち着くケースも多くあります。

◆傾聴理解力とは◆
部下が飛躍的に成長する育成方法

②まずは部下の話を受け止める

相手の話を聞く際、すぐに「それは違う」など否定的な評価をしないことが必要です。否定から入ると、不満が増幅したり、モチベーションが低下したりする可能性があります。
「そのように考えているんですね」と受け止める姿勢を示すことで、相手が心を開きやすくなります。

③自分の考えを伝えながら共に考えるアプローチをする

相手の意見を尊重しつつ、自分の考えを伝えるバランスが重要です。例えば、「〇〇さんの意見には一理ありますが、現状では▲▲の制約があるように感じます。どう思いますか?」といった形で、自分の視点を共有しながら質問を投げかけると良いでしょう。

部下の意見を完全に否定せず、メリットやデメリットを共に検討するスタンスを取ることで、相手に「信頼されている」と感じてもらえる可能性が高まります。

④日頃のコミュニケーションを意識的に取る

一度のコミュニケーションで全てが解決することは稀です。特に主張の強い部下の場合、その背景には日々の積み重ねがあることが多いです。

上記のアプローチを継続しつつ、日常的な会話を重ねることで、より良い関係性を築くことができます。「話を聴く」「一緒に考える」姿勢を一貫して示すことで、自然と同じ方向を向いて仕事を進められるようになるでしょう。

主張が強い部下も、その背景にはポジティブな意図が隠れている場合があります。その特性を理解し、否定せずに接することで、より良いチームワークを実現できます。

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鈴木 優

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