2023.05.24
部下のモチベーションを下げる管理者の あるある3つの行動(話の聴き方編)
皆さまこんにちは。G.S.ブレインズコンサルティング(株)の鈴木と申します。 今回は部下とのコミュニケーシ…
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Column
2023.06.13
<今回のご質問>
部下がミスをしたときに振返りをしています。
ところが振返りの内容が言い訳やできない理由ばかりです。
これでは同じミスを繰り返すと思います。
どうしたらよいでしょうか?
振返りはとても大切です。仕事の基礎です。
振返ることで気づくことができ、変化=成長することができます。
ところが、ただ闇雲に振り返れば良いという訳ではありません。振返りをすれば良いということではないのです。今回のご質問のように、振り返ってはいるのだけど言い訳やできない理由ばかり出てきてしまうのです。
どういう振返りをしたら良いのか考えていきましょう。
人が成長する為には「振返り」が大切です。それは振返ることで気づくことができるからです。気づけば意識が変わり行動が変わります。気づかなければ今のやり方を変えないのです。
一人ひとり皆一生懸命仕事をしています。失敗しようとか迷惑をかけようと仕事をしている人はいません。ところが振返りをしていないと、知らず知らず迷惑をかけていたりすることに気づかないのです。また、せっかく何かをしたとしても、それが次につながらないのです。
振返らないと何が良かったのか、どうすれば良かったのかに気づけないからです。振返ることで気づき、それが経験となり積み上がっていくのです。とくにミスした時の振返りは、同じミスを繰り返さないためにも必要なのです。
振返りが大切と思って部下に振返りをしてもらう。そのことはとても素晴らしいことです。
ところが「振返りして!」だけでは成果につながらない振返りをしてしまうことが多いのです。
振返りをすると、たいていはできていないこと、たりないこと、ダメだったことの振返りをしてしまうのです。この振返りを続けていくと、自分自身でダメ出しをすることになるのです。振返れば振返るほど自分にダメ出しをします。結果としてやる気をなくし、自信をなくしてしまうのです。振返りをすればするほどネガティブになっていくのです。
上司の方が部下の振返りを促す際に「今回は何が悪かったと思う?」「何が足りない?」「なぜできなかったの?」と聞くと、大抵は言い訳やできない理由がでてくるのです。
それに対して「言い訳やできない理由はいいからなぜかを言って?」とさらに質問しても、でてくるのはできない理由と言い訳になるのです。または解決ができない意識や気持ちの話になってしまうのです。
「自分の意識が低かったからダメでした」と言われて何て返せばよいのでしょうか?「意識を高めて」とか「なぜ意識が低かったの?」と聞いてもらちがあきません。ただ時間だけが過ぎてしまうのです。
できない理由や言い訳、解決できないことを引き出しても時間だけが過ぎていくだけです。最後は上司である自分が感情的になるか相手が逆ギレする等、一番よくない結末を迎えるのです。
振返りを成果へ結び付けるには、大切なポイントがあるのです。
ミスした時の振返りのポイントは、なぜ・どうしてと原因を追及するのではなく、解決策を考えさせることです。
原因追及をする⇒原因がわかる⇒改善策を立てる⇒改善するという流れはうまくいかないのです。原因がでてこないのです。また、出てきたとしても「自分が悪かったです」ということになってしまうのです。
そこで、ミスをしたときには解決策を考えさせることです。ミスしたことに対して「なぜ」「どうして」で振返らせるのではなく「どうしていたらよかったか?」の振返りをすることです。そうすると「こうしていたらよかったです」という解決策を導くことができます。その解決策を次回からすればよいのです。
原因追及をすればするほど、できない理由と言い訳がでてきます。解決策を考えさせると、これからどうすれば良いかがでてきます。仕事をするうえでどちらが良いのでしょうか。
振返りの目的は次から結果を出すことであり、同じミスをしないことです。原因を突き詰めることが目的ではないのです。
原因を追及し、時間を掛けて結果がでないどころかネガティブなことになっていく。それよりも解決策を考えてすぐに行動した方がよいのではないでしょうか。振返りは常に解決策を考えていくことが大切です。
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