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鈴木 優
G.S.ブレインズコンサルティング株式会社 マネージャー
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
会社が成長していけるノウハウをご提供するG.S.ブレインズコンサルティング株式会社
Column
2020.08.20
皆さまこんにちは。成長支援コンサルティング(株)の鈴木と申します。
私自身、研修などの回数を重ねてはいるものの、なかなか自身が伝えたいことが伝わりづらいときが多くあります。皆さまの中にも自身の想いがなかなか相手に伝わりづらいという経験をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回ご紹介させて頂く本は、そんな人前で話す際の話し方がわかる1冊です。
著者である「鴨頭 嘉人」氏は19歳で日本マクドナルド株式会社にアルバイトとして入社し、30歳で店長へ昇進後、お客様満足度No.1など数々の賞を受賞した方です。その後独立し、「炎の講演家」として様々な講演や研修で人材育成やセールス獲得についてお話されております。
本書では、年齢が上の方の前で話す際には、「堂々と丁寧に話す」ことが大切であると書かれております。また人前で話すときに大切なことは「役割を演じきる」ことが大切であるとも書かれております。
私自身も研修などで自分よりも一回りも二回りも年齢が高い方の前で実施することがあります。ただ人前で話す機会を与えられるのは自分自身が偉いのではなく、「役割を与えてもらった」からです。
このことは部下の育成においても同じことが言えるのではないでしょうか。職位が上がり年上の部下が出来た時に、自分自身が偉くなったと勘違いをして、相手に対して敬語ではなくなってしまうこと、横柄な行動を取る人は多くいらっしゃいます。結果的に組織のバランスが崩れてしまい、チームにならなくなってしまいます。
職位が上がったから偉いのではなく、職位が上がったことで役割を与えられたと考えることが必要ではないでしょうか。例えば、自身の職位に与えられた役割が「チームの人間関係を良好にし、目標達成に向けてマネジメントをすること」だとします。その中で年上の部下がチームのルールから逸脱した行動を取ったと仮定します。そのような状況の場合、年上の部下に過度な気遣いをして間違っていることを黙認すると、その部下はさらにチームのルールを守らなかったり、チームは良くない方向に進んでしまったりしてしまうと感じます。
年齢が上の方には敬意を示すことや敬語を使うことは当然のことであると考えます。その上で、自分自身に与えられた役割を全うするために、間違っていることを間違っていると正しく伝えることが必要だと感じます。
その他にも人前で話す際の技術の部分も多く書かれております。経営者の方で多くの社員の前で話す機会が多い人、また部下を持ち朝礼や面談などで部下に話す機会がある人にぜひ読んで頂きれば幸いです。
本書内でも「人生の質はスピーチで決まる」と書かれております。より良い人間関係を築くこと、部下のモチベーションを上げる、やる気のスイッチを入れるためには「言葉」を通して「想い」を伝えることが大切です。ぜひ皆さまの話し方を見直す一冊となれば幸いです。
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