2025.06.04
スポットワークが増加中!その仕組みとは
「スポットワーク」や「スポットバイト」といった言葉を耳にする機会が増えました。これは、数時間単位で働ける柔軟な雇用形態で…
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
会社が成長していけるノウハウをご提供するG.S.ブレインズコンサルティング株式会社
Column
2025.06.05
スポットバイトの利用者は(株)タイミーによると女性は約55%、男性は約42%他となっています。また、学生や会社員が多いものの、パートやアルバイトをしている方のダブルワークも多い状況です。年代では20代~40代が多く、シニア層が増加中ということです。
利用者が急増している背景には時代の要請があるといえます。
①面接も履歴書も不要という便利さ。
今まで事前に直接会って人物を見定め採用を判断していましたが、求人側、求職側もアプリ内での評価で採用します。
②働き方改革による副業解禁の流れもあり、一つの会社に勤務するだけでなく他社での経験も積み、本業に生かせる。
③働き方改革で多くの企業が残業時間を削減し、自由な時間が増えた。隙間時間を有効に使る。
④人間関係のわずらわしさがなくその場限りの接触で面倒くささが少ない。
⑤希望すれば給与の即日払いもある。
雇う側も、
・業務の繁閑に対応できる
・社会保険加入や雇止めなどの問題がない
・天候で人員調整できる
など良い面もたくさんありますが、一方不利益となる場面もあります。
①労働者が複数の事業所で働いているときは労働時間通算などが煩雑
②面接がない分、人材との間でミスマッチもあり得る
③長期的には人手不足は解消できない
④仲介業者に支払いが発生する
⑤経験がないと教えるのに時間がかかる
⑥事業所からの評価が悪いときはBad評価を受ける
⑦無断欠勤は一定期間利用停止 etc.
労働時間に関していえば、1日8時間1週40時間の法定労働時間を超えれば割増賃金を支払うのですが、労働時間を通算するのは本人の申告がなければわかりません。1社あたりの賃金に限度額を設けてアラートやブロックが出て、社会保険加入や、地方税の給与支払報告書の提出などを避けるシステム設定のところもあるようです。
労災事故が起きても副業を認められていない場合は賃金通算もしにくいですし、これからの課題といえるでしょう。
G.S.ブレインズグループでは、皆様の経営に役立つ情報を定期的に配信しております。
最新情報は登録無料のメールマガジンでお知らせいたします。
無料相談
経営のお悩みなど、まずはお気軽にご相談ください。
弊社スタッフがお客様の状況に最適なサービスをご提供いたします。
03-6417-9627
営業時間 9:30〜17:30(土日祝を除く)
HPを見てお電話した旨をお伝えください
くろじになる