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安部亮
G.S.ブレインズ税理士法人 執行役員
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
会社が成長していけるノウハウをご提供するG.S.ブレインズコンサルティング株式会社
Column
2021.03.11
さて先日A社様の幹部会議の際に「10年前の震災当日、なにをされていましたか?」とご質問したところ、ほぼ100%のかたが行動内容を鮮明に記憶しておられました。
「商談が途中で中止となった」・「電話が通じず、スタッフの安否確認がなかなか取れなかった」・「帰宅難民となった」など。
そして次にこのような質問をさせて頂きました。
Q1:「10年前の3月の売上高はいかがでしたか?」
Q2:「10年前の事業年度の決算状況はどうでしたか?」
A1:「・・・・・。」
A2:「融資を受けたのは覚えています。」
「数値」に対する記憶とは、案外このようなものかも知れません。
上記例とは反対に、良い「数値」に関しては皆様よく覚えていらっしゃるようです。
「今月は過去最高売上を更新しました!」
「創業以来はじめて経常利益が〇〇万円を超えました!」
「数値」は会社の業績・結果を客観的に表します。
良い「数値」ももちろんですが、悪い「数値」となった時にもこれを客観的に受け止め、「活用」していくことが非常に重要です。
では、どう「活用」するのが好業績へとつながるのでしょうか?
活用の前提として必要なものが「計画」です。
数値計画のひとつに「予算」がありますが、あらかじめ立てた「利益」に対する道筋を「数値化」したものが「予算」です。どのように「計画」し、「計画」に基づき「行動」し、「行動」した結果が「数値」になったのか?これをしっかりと【PDCAサイクル化】することで活用可能となるのです。
先のA社様、震災直後は債務超過の状態でした。
震災後にお会いし、【数値計画の重要性】に気付かれ、毎年経営計画を策定・共有・実践された結果、今では年商・利益率・スタッフ数ともに地域ナンバーワンの会社として、地域社会になくてはならない存在となっていらっしゃいます。数値計画・経営計画に興味のある方は、ぜひお問い合わせ下さい。
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