経営に役立つコラム

Column

2019.03.12

経営理念の浸透・第2段階『実践』(2)

経営理念の浸透・第2段階『実践』(2)
人が育ち、利益・売上アップ!成長の三要素による『飲食店経営』法 第11回
今回は前回の経営理念浸透の実践についてさらにみていきましょう。「第二段階:実践」は全員がお客様・働く仲間に対する振返りのくせづけをすることです。この「くせづけ」をどのように行うのかが一番のポイントになります。

くせづける

成長の三要素経営を行ううえで大切なのは「正しい知識(=成果の出る考え方・やり方)」をくせづけることです。くせづけることで誰もが意識せずともできる状態になるのです。良いくせづけをどれだけくせづけるかが大切になってきます。経営理念浸透での重要なのは「振返る」“くせづけ”です。

振返るくせづけ

振返るくせづけにこれが一番良いというのはありません。自分の会社・店舗でどういったやり方が良いのかを試行錯誤していくことです。ポイントとしては負担の一番かからない方法を見つけることです。どうしても新たな試みをすることは負担を強いることになります。ですができるだけ働いている一人ひとりに負担をかけないやり方を見つけることです。極度に負担がかかるやり方では継続できません。皆がストレスを抱えてやりきらないため成果にもつながらないという一番望まない結果になるのです。いくつか他社事例をお伝えいたします。これらを参考にしていただきながら自社・自店にあったやり方を見つけてください。

振返り事例

振返る内容は一日を振返って、①お客様のためにできたこと②お客様にもっとこうすればよかったこと③働く仲間のためにできたこと④働く仲間のためにもっとこうすればよかったことを行います。これは共通です。では振返りのやり方事例をみていきましょう。

振返りのやり方事例

◇振返りノート:振返りノート(手のひらサイズのノートまたはメモ帳)を皆に持たせます。勤務の終了前に振返りノートに一日の振返りを行います。最後に時間帯責任者が確認をします。

◇朝礼・終礼:朝礼・終礼時に一人ひとりが振返りを口頭で行います。皆の前で行うことが皆に聞いてもらえている=認めてもらっているにつながります。

◇SNS:LINE等でグループをつくり、勤務終了した人が振返りをアップします。アップした内容に対して店長・店長に代わる人が見たことをアップします。勤務終了時間がバラバラや高校生のアルバイトの方が多い会社・お店に有効です。

◇1対1の簡易面談:勤務終了後に店長・店長に代わる人(時間帯責任者等)が一人ひとりの振返りを聞きます。くせづけるのには一番効果的です。

◇日報:現在使っている日報等に振返りの項目をいれます。今活用しているツールに組み込むことで継続しやすくなります。

以上が主なやり方です。参考にしていただき振返るくせづけを会社・店舗で浸透させてください。一人でおこなうのではなく、誰かと一緒にすると継続がしやすくなります。

<ポイント>「第二段階:実践」振返りのくせづけは負担のかからないやり方を見つけること!

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G.S.ブレインズコンサルティング株式会社 マネージャー

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