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落合嘉寛
G.S.ブレインズコンサルティング株式会社 マネージャー
東京都千代田区有楽町、日比谷、銀座の税理士法人 G.S.ブレインズ税理士法人
会社が成長していけるノウハウをご提供するG.S.ブレインズコンサルティング株式会社
Column
2021.01.22
今回のご質問はこちらです。
Q:社内の管理者の多くが受身的で困っています。自分で考えて取り組むことがなく、言われたことをただやるだけです。指示がなければ新たなチャレンジもしません。どうしたら改善できるでしょうか?
管理者には自律してもらいたいのが多くの会社で抱えている悩みの一つです。言われたこと、指示されたことはやってくれる。だけど自分で考えての提案や行動がない。自分で考えて提案や行動する管理者にするためにはどうしたらよいのでしょうか?
それはズバリ「考える力」を強くすることです。「考える力」が弱いと次のようなことが起こります。
・何を見ても感じない、気づきが弱い。だから現状維持をする。
・物事の表面だけを見て「原因」や「本質」に至らない。目先の行動ばかりをする。
・一つのことを考え続けない。「わからない」「できない」で終わらせてしまう。行動しない。
・言われたらやるが言われなくなったらやらない。
・継続していても工夫がない。やっていることをただやり続けるだけ。
「考える力」が弱いと現状維持で何かを変えることがなく、気づく力も弱くなります。これでは自律した管理者にはなりません。ですから自律した管理者にするには「考える力」を強くすることです。考える力が強くなると「考える意欲」と「考える体力」が強くなります。
「考える意欲」とは「なぜ」「どうして」の目的思考です。この力が強いと「違い」や「変化」に気づきます。そして「目的」や「原因」「本質」を考えるようになります。
「考える体力」とは「考え続けること」です。同じことを「繰り返し考える力」です。この力が強いと一つひとつの取組みが深くなっていきます。「もっとどうしたら良くなるだろう」「もっとどうしたら成果がでるだろう」「もっとどうしたらお客様・取引先様のお役に立てるだろう」といったことを考えて行動するようになります。
経営者の方々はこの「考える意欲」と「考える体力」が強いのです。常にいろいろなことを考えて、気づき、変化しているのです。だからこそこの二つが弱い管理者が目につくのです。
それでは「考える力」を強くするにはどうしたらよいでしょうか?
「考える力」を強くするための具体的な方法は「振返り」をしてもらうことです。毎日振返りを行ってもらうことで「考える」「考え続ける」ことがくせづきます。「振返る」=「考える力」です。次の内容で行います。
1)今日を振返って自分がお客様(取引先様)のためにできたことは何か?
2)今日を振返って自分がお客様(取引先様)のためにもっとこうすれば良かったことは何か?
3)今日を振返って自分が働く仲間のためにできたことは何か?
4)今日を振返って自分が働く仲間のためにもっとこうすれば良かったことは何か?
※もしお客様(取引先様)に直接関わっていない部署の場合はお客様(取引先様)を他部署のためにできたこと+他部署のためにもっとこうすれば良かったことに変えてください。
振返りの仕方はノートでもメールでも構いません。日報や営業レポートに振返り欄を設けていくのも一つです。大切なのは毎日自分のことを振返る=考えることです。そして、必ず上記4つ全て振返るようにしてください。
「考える力」が弱い人は「考える・考え続けるくせ」がついていないので省略したり、とくにありませんとしがちです。とくにありませんで考えることをやめてしまうのです。
受け身だと感じる管理者に「毎日振返りをしているか?」聞いてみてください。おそらくしていないでしょう。「振返っています」という方がいてもおそらく頭の中だけでしているでしょう。振返りをメモやノートに書く・パソコンで打つ等見える形でしていることが大切です。
振返りがくせづくと結果として考えることがくせづきます。考える力がつくと自律した管理者になるのです。
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