2021.09.22
部下との信頼貯金とは?
皆さまこんにちは。G.S.ブレインズコンサルティング(株)の鈴木と申します。 以前より管理…
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Column
2021.10.07
まず取り組まなければいけないことは、右腕(NO.2)となる人の取り組みをしっかりと認めることです。NO.2となる人財育成の出口は、「自律」です。つまり、自ら考え行動できる人に成長してもらうということです。
No.2の「自律」に向けて、6つの育成ステップがあります。
① 知る
② 聴く
③ 観る
④ 認める
⑤ 考えさせる
⑥ 任せる
前回のコラムで「No.2を育てるにあたって何から始めればよいか」というご質問に対して解説しました。No.2の育成において最初にすべきことは、相手を「①知る」「②聴く」ことでした。
※前回の記事をご覧になっていない方はぜひご一読ください。
「【Q&A】社長の右腕(NO.2)を育てるには?」
今回のご質問は、すでに育成は進んでいるものの、部下がなかなか期待するように動いてくれないというケースです。この場合は、相手を「③観る」、「④認める」ことを、育てる側がしっかり行うことが大切です。
No.2を意識して積極的に「観る」ことで、相手の良い点(できていることや強み)に気づくことができます。No.2の行動を客観的にとらえてみると、そのほとんどが〇の行動です。やるべきことがしっかりとできています。ただ一部、育てる側の期待通りでない行動があります。
早く育てたい、早く気づかせたいと思えば思うほど、相手のできていないところにばかり意識がいってしまい「ほとんどできていない」という評価になってしまいがちです。身近な人ほど〇の部分は意識しないと見えないものです。
このように指摘ばかりをされれば相手はどう感じるでしょうか?
「右腕(No.2)となる身近な人物だから、わざわざ認めなくてもこちらの気持ちはわかるだろう」というのは育てる側の勝手な解釈にすぎません。人間誰しも、できていること、努力していること、いい方向にいっている変化は積極的に認めてほしいものです。認めてもらうことで、その人に対して聞く耳を持つのです。
自分ができていないことや不足だけを指摘されれば、表向きは「わかりました」「その通りです」「やってみます」とはいうものの、行動しないし変えないでしょう。なぜなら、心の中では相手(=あなた)に対する反発の気持ちがあるからです。そのうち「こんなに頑張っているのにそこは見ないで、指摘とダメ出ししかないのか」と被害者意識になって余計行動しない人になってしまいます。
最終的には、「どうせ何をやったってダメ出しだろう」「何をやっても否定される」と、自分で考えず、言われたことだけやる「受け身の人」になってしまうでしょう。言われたらやる人、さらには、言われたことすらやらない人、という育てる側の望むのとは逆の方向へと進んでいってしまいます。
指摘をしても相手が変わっていかなければ、相手を観て・認めるということが育てる側の自分に足りないかもしれません。今一度、相手を観る・認めるということが積極的にできているか確認をしてみてください。
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