経営に役立つコラム

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2026.04.06

基礎控除は今年いくら?

基礎控除は今年いくら?
2026年(令和8年)の所得税では、基礎控除の仕組みが変わります。物価の動きにあわせて控除額が調整される制度が始まり、本則部分の増額に加えて、前年に設けられた特例も延長・引き上げとなりました。
自社の税負担や従業員の手取りにどの程度影響があるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
実務上の対応は年末調整となりますが、制度の全体像を押さえておくことで、数字の見通しも立てやすくなります。ここでは、物価連動の仕組みと特例のポイントを整理します。

インフレを意識した恒久的改正

基礎控除額が大幅に上がった方が多かった令和7年でしたが、令和8年からは合計所得金額が2,350万円未満の方については「物価上昇に連動して所得税の基礎控除額を引き上げる」という仕組みを導入することとなりました。これは直近2年間の消費者物価指数(総合)に連動して基礎控除の本則部分の額が変動するものです。

所得税の基礎控除【本則部分】の金額

納税者本人の合計所得金額控除額
2,350万円以下62万円(58万円+4万円
2,350万円超~2,400万円以下48万円
2,400万円超~2,500万円以下32万円
2,500万円超16万円

※赤字が物価連動部分

令和7年新設の特例分も引上げ

去年の税制改正時に新設された基礎控除の特例部分については一部が引き上げられて、令和9年(2027年)まで継続されます。

所得税の基礎控除【特例部分】の金額

納税者本人の合計所得金額控除額
132万円以下42万円(合計104万円)(37万円は恒久措置)
132万円超~336万円以下42万円(合計104万円)
336万円超~489万円以下42万円(合計104万円)
489万円超~665万円以下5万円(合計67万円)
655万円超~2,350万円以下なし(合計62万円)

※カッコ内の合計は本則部分を足した令和8年の基礎控除の合計額

今年も年末調整で対応

令和7年分の源泉徴収税額と比べると、令和8年分は控除額の増加する方、つまり所得税額が下がる方が多くなりそうです。また、源泉徴収事務が追い付かないので、去年と同様に基礎控除改正分の所得税計算は年末調整対応となります。

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