経営に役立つコラム

Column

2020.07.08

アフターコロナ対策 融資を受けた後の銀行との付き合い方

銀行との付き合い方
はじめまして。G.S.ブレインズ税理士法人 お客様相談室の中里と申します。私は前職で都市銀行に42年勤めていました。新型コロナの影響で、経営者の皆さまも色々と影響がでていると思います。この大きな変化の中で銀行との良好な関係づくりのお手伝いをしております。

融資を受けた後の不安…

 コロナ対策として銀行から借入を行い、手元資金の確保はできたがこの先の売上や資金繰りの見通しに不安を持たれている経営者も多いかと思います。そのような状況の中で、融資を受けた銀行とどのようにお付き合いをしていけばよいか?そのポイントをお伝えします。

銀行は会社の状況を知りたい

 銀行から見ると、口座の取引が前年比で減少等の変化がありますと、直近の売上や資金繰りの状況について確認してきます。また、セーフティーネット(信用保証協会付制度等)の場合は、半年に一度、月別売上や今後の売上見込み等を銀行の担当者からお客様へお聞きしていると思います。

現状について丁寧な説明を

 そこで、現状の売上や利益の状況や今後の見通しについて銀行の担当者へお話しをしてみましょう。例えば、今期末までの売上と利益の予想を立て、結果を数か月に一度説明します。仮に予想と比べ売上が減少しても、その要因を説明し現状を銀行担当者に理解していただくことが大切です。そのためには、売上や利益の推移がわかる資料や資金繰り表などを用意することもあります。これは業績が好調な時でも同じです。

銀行担当者の理解がその後の対応にも影響します

 銀行担当者が一番困ることは、お客様から「突然返済ができなくなりました」と言われることです。銀行の担当者は、上司から融資先のお客様の管理が不十分と思われてしまう可能性があるからです。
 銀行担当者のお客様の状況理解が、銀行内でのお客様への評価にも関係し、今後の追加融資や返済額等条件変更の相談にも影響することになります。

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Mail:info@brains-inc.co.jp

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