| 虎コーポレーション株式会社お客様企業の増収増益を生命保険からサポートします
グルメ回転すし「寿司虎」を九州で展開し、カナダや国内にも新しい業態を出店されている虎コーポレーショングループ。そのグループの成長の一部を支える生命保険の活用について、中村社長様にお話を伺いました。
世界ブランドというのは事業の柱である寿司・和食を、例えばカナダのお店であれば、日本と同じような店舗スタイルではなく国や地域に根差した食文化を活かしたブランディングをしていくことです。カナダの会社は「Aburi」という社名ですが、今後はAburi JAPAN、カナダならAburi CANADA、アジアではAburi ASIAなどその国や地域をブランディングし「炙り」という新しい価値を広げていきたいと考えています。 炙り寿司は自社のブランド商品ですが、「炙り」の本質は「ひと手間加える」ということです。
世界ブランドを作っていくには、その地域の食文化を尊重しながら、良い素材にひと手間加えより美味しくさせる。例えば肉しか食べない地域に魚を持っていくというのではなく、その地域の肉を活かすのがAburiです。「こんな食べ方あるんだ」とか「日本の寿司はこうだと思っていたがAburiが来るとこういう寿司になるんだ」、そういう新しい価値を加えることでAburiという世界ブランドを進めて行こうと考えています。
外食産業は以前より労働環境など決して評価が高くないのが現状です。しかしこの業界は若い人たちが働きたくなるような魅力をもった職業でなければならないですし、労働環境をはじめとしてこれまで以上に企業価値を高めていくことが必要だと考えています。外食産業のバリュー・イノベーションとは「外食で働く価値を変える」「お客様にとって外で食事をする価値を変える」ことをこれからも追求していくことなのです。
私たちの会社は宮崎からスタートし、これまでは「宮崎でおいしい回転寿司なら寿司虎」というブランディングをしてきました。これから10年かけて「九州でおいしい回転寿司と言えば寿司虎」というブランディングをしていこうと考えています。「九州ブランド」になるということですね。
すでに店長に対しては考えさせ、意思決定をさせ、行動計画を立てて取り組んでもらっています。そして私と幹部で担当エリアを決めて現場へのフィードバックに取組んでいるところです。店長の権限の中でやっていることを放任せずにSVがしっかりフォローしながらコミュニケーション・情報交換をスムーズに行い、店長が失敗したことについては責めるよりなぜ失敗したのか?を店長自身に考えさせ、答えを出させることに取り組んでいます。
会長ともよく話している「自分たちの価値はイノベーション」という理念のもとに、今後は新しい価値を生み出すビジネスモデルを創るため会社全体の事業ポートフォリオを考えた戦略を構築して行こうと考えています。
2016年4月の熊本地震で熊本店も約1週間休業しました。このような災害が宮崎で起こり宮崎の全ての店舗が営業できなくなってしまったら、これまでとは違う経営リスクに備えるためにも、危機感をもって経営基盤を強化していかなければと強く思っています。
最近はメインバンクさんとの関係も意識的に強化しています。信頼関係を築くために良い情報も悪い情報もしっかりお伝えしながら長期的な事業プランについても話すことで、銀行との信頼関係作りに手ごたえを感じています。例えば熊本の出店は5年ぶりの国内出店でしたが、信頼関係が太くなっていたので事業資金を支援頂いたことも経営基盤強化の一つになったと思います。
銀行さんや取引先などからもご提案を頂きますが、成長支援グループからのご提案は多岐にわたり総合的に満足の行く提案ですのでこれからも積極的に活用していきたいですね。